第百四十八話:/pointをしなければいけない場所

LS週末企画:ルフェーゼ野探索ツアー。プロミヴォン3箇所をクリアすることが条件で、その週はそれに全力を尽くしてきた。そしてその週末、ドキドキのルフェーゼ野探索ツアーが決行された。多くのメンバーがプロミヴォン3個目をクリアして、ルフェーゼ野に飛ばされた時も、一歩も前に進まずに我慢し、この日を楽しみにしていた。

砂丘にあるワープポイントに集まり、みんなで飛んだ。そこに広がっていたのは、すごく穏やかで心休まるBGMと無限に広がる美しい草原だった。

敵の表示も弱かったので、みんな見える範囲を思い思いに走り回り、???を見つけて不思議がったり、風景のSSを撮りまくったり、初めてみる敵、ブガードを虐殺したりしていた。

マップなんてないので、適当に進むことにした。ダブナジアの町に着く事が今日の最終目標である。細い道や洞窟が、広い広場をつないでいる。そんな感じの野原だった。

最初に進んで洞窟を抜けようとしたら、目の前で、大羊と戦っているPTがいた。どうみても高レベルPTだが、激しく魔法が飛び交い、激しくアビが繰り出されている。たしかに見た目はラテやコンシュにいるデカ羊だけど、さっきまで全部が練習相手にならない、だったのに・・・・

調べてみると、75からでもとてもとても強い相手です・・・・・・・・・・・・・・

うへぁ・・・・・・・・・・洞窟1個抜けるだけでこんなのかよー!そんな会話をしているウチに、羊と戦っているPTの誰かが死んだログが流れた。おいおい・・・・大丈夫なのかな、救援だして、って言ってみ・・・・ようか・・・・・・・・ってコラーーーーーー!!!

他を助けるとかそんな場合じゃないくらい、LBJアライアンスのメンバーのHPが減っていく。何事か、と羊PTを越えていってみると、慟哭の谷にいる大鳥タイプの敵と、ウチのメンバーが戦っているではないか!!!

「だって・・・からまれた・・・」

アタリマエやん!!!!!!後ろを助ける余裕はなく、こっちも必死でその鳥を倒した。一体ここはなんなんだ・・・・・・・。ルフェーゼ野探索隊、最初の犠牲者はGapuel、そしてKujyaだった。

G「景気付けに1回逝ったったわ・・・( ´_ゝ`)」

不敵な笑いとともにGapuelは復活し、即リレイズをかけていた。そしてそのまま少し進んでみると・・・・いるわいるわ・・・・大鳥とデカ羊。どうやらここは、この2種類の住処のようである。しかもそれも全部強い!!!!だがしかーーーし!道もわからないし、まだ先を見ていないのに、後退することは有り得ないのがLBJである。1匹なら倒せる。気をつけて倒しながら進もう。と、誰かが言ったか言わなかったか・・・・とりあえずLBJは前進していった。

洞窟を抜けてから、まだいくらも進んでない場所で、それは起こった。その時、LBJはデカ羊と戦っていた。時間は夜だった。デカ羊の使ってくるWSの中の一つ「HPmaxダウン」これをくらっている者がアライアンスに大量にいた。そして、それが治り、HPが真っ赤になった状態になっている者がたくさんいた。そこに、野原の向こうの方から、ふたりPTとおぼしき人影が近づいてきたのである。

「誰・・・・?」
「誰かきたよ?」
「あれ、なに?」

Fomor Redmageはグラビデを唱えた。

ん?・・・・・・・・・・?んんんん??????

「つばさがいるにゃ!!!!!」
「つばさにグラビデくらった」
「なにあれ、DS?」
「戦士もいるって!」
「つばさにサイレスを」
「つばさ殺して!!!」
「生命感知やばい、他にもいるかも・・・・」

注:LBJメンバーのTubasaはこの日は不参加でした。

「つばさやばいって!」
「つばさに殺された」
「つばさ寝ない」

このルフェーゼ野には、夜になると出現するDSタイプのモンスターがいたのだ。彼らはジョブを持ち、2名以上のPTで行動している様子。このとき襲ってきたのは、戦士と赤魔道士タイプ。そして赤魔道士タイプは、LSメンバー・つばさと同じフェイスのミスラだった。魔法を唱えるその姿が、Tubasaとかぶって仕方ない。しかもファストキャスト10か!というくらい詠唱が早い。そして強い!一緒にいる戦士もめちゃくちゃ強い。そしてDSなのでスリプルが非常に効き辛い。詩人のPorojrは真っ先につばさの精霊に倒されていた。

「逃げ場ない!w」
「もう無理」
「せめてつばさを」

Vengerの百烈拳が発動。

「がんばれ〜〜」

そして、最後まで生き残っていたDekuとVengerが倒され、見事に1回目の全滅をした。過去の全滅の中でも、5本の指に入るくらいの見事な全滅だった。

「なんだあれは・・・・・・・・・・・・・」
「あ、どっかいたね」
「カップルやね( ´_ゝ`)」
「4時で消えないかな」
「きっと消えるよ、4時を待って起きよう」
「つばさ、戦士にヘイストかけてあげてる」
「ちゃうって、自分にやって!つばさやで、よー考えて」
「ホンマや!プロも自分だけやwwwwww」
「あ〜〜〜ここにつばさも一緒に居て欲しかったな〜〜〜」

みんな、好き勝手言いながら4時を待った。案の定DSは4時に消えた。そしてデカ羊と大鳥は視覚感知なので、慎重に慎重を重ねながら、白魔道士の蘇生作業は続いていった。

全員の蘇生が終わり、どうやらここは行き止まりらしかったのでみんなはとりあえずインビジをかけ、その辺を走り回っていた。

するとDekuが突然奇声を発した。

D「魚」
D「ちがう」
D「魚〜」
D「ちがう、っていうかここはーーーーー!!!」

「なにゆうてるん・・・・・・・・・・・」

D「ええから来て〜〜〜〜来たらわかる!!!」

なんだなんだ、とみんながデクのほうに行った。チョロはダッシュに乗り遅れ、あっという間に迷子に・・・。こんなとこで迷子になったら、まだ死んでしまう・・・。半泣きのチョロに近くの誰かをタゲって!という指示がきた。十字キーで探すと

C「見つけました!→ Gapuel」
Gapuelは首を横にふった。
Choroは神妙な面持ちで考え込んだ。

LBJ方向音痴NO.2のガプちんなんて見つけても、迷子が増えるだけである・・・・・。

見かねたポロが迎えに来てくれてやっとみんながいる場所にいけた。オロオロしている間に、すでにみんなは到着して奇声をあげていた。デクちんの「魚」は「うお!」と言いたかったということがそこで判明した。

そこは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オープニングムービーで、生き残ったヒュムの少年が、遠くのダブナジアの町を指で小さくはさんでいる、あの丘だったのだ!

敵もいなくて、景色はもちろん絶景!素晴らしい眺めにみんな興奮していた。ここはもちろん/pointしないとダメでしょーーー!!!!

みんながSSに入れるように、ガルカは後ろに/sitして時間を決めて、みんなで/pointした。一体いくつのLSが同じ事をしただろう!w お約束の行動だけど、でもすごく感動で楽しかった。

その後、迷いながらルフェーゼ野を探索し、さっきとは別のタイプのDSにも出会った。詩人のDSがガルカでポロとそっくりの装備をしていた。殴りあう詩人対決が面白かった。変な見張り台のようなものや、釣り場、色々なものを見つけては遊んだり、釣ったりしばいたりしながら進んでいった。そして吊り橋を発見し、渡し終えてしばらくすると、エリアチェンジになった。

エリアチェンジが終わると、そこがダブナジアの街だった。街はとても広く、マップもない。みんな思い思いにNPCに話しかけ、散って行った。街中でクエが発生し、街中でクリアすることができるらしく、みんなで探したりした。階層に分かれている街で、マップもなくひたすら迷いながら歩き、チョロは速攻で3D酔いになった。でもめげずに頑張り、街中クエを1つクリアすることができた。チョロだけが自力で目的の物を見つけられず、人の力を借りることになったけど・・・

そして、眠くなった人がここで数名ログアウトし、ログアウトせずに動かなくなった者もいた。残ったメンバーでさっきみつけた変な見張り台でクリアできそうなクエストや、ここへ来るまでの道でみつけたあやしい???が関係してそうなクエストをしにいったりした。ミッションも新しく進み、次は40制限の様子である。またチャンスがあればみんなで行きたい!

次のミッションのダンジョンも、危険で楽しそうである。どんな戦いになり、どんな風にストーリーが進むんだろう、とますます楽しみになって、今日のチョロ・ログアウト。




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