第百四十五話:入信・ブブリム教

事の発端は今年の3月半ばに起こった。LBJの釣り吉Uluzが、夢の竿、太公望にむけてラストスパートダッシュを始めたのだった。毎日いつみてもサチコメに「フナ釣ってます」と書いて、あちこちの釣り場にいるUluz。そして3月20日、LBJのHPの会議室に4枚のSSが貼り付けられた。

3枚は釣り場のSS。「Uluzはフナを釣っています」というコメント。そして4枚目には・・・・
堀ブナ兄弟の横でガッツポーズをしているUluzのSSと共に「Uluzは太公望の竿を手に入れた!」というコメント。

LBJは、この快挙に盛り上がった。みんなで祝辞をいい、ヴァナ最難関のクエストをクリアしたUluzを賞賛した。そして、Gapuelがつぶやいた。

G「釣り、しばらくしてないな〜。なんか、ガプも釣りしたくなってきた」

この日を境に、Gapuelはいつみてもどこかの釣り場にいるようになった。スキルのあがる魚を釣るべく、釣り場を変えながら着実に上がっていく釣りスキルの報告をLSで聞いていた。

LBJにはもう一人、静かに釣りにはまっている人がいた。コソ泥、Deku。

D「釣り終わってな、画面が元に戻る瞬間にな、ペコってスキルアップの表示がたま〜に出るやろ?アレがたまらんねん」

マニアックすぎるコメントと共に釣りにはまっていたDeku。そしてGapuel。LBJに富をもたらす黄金伝説は、ここから幕をあけたのだった。

Dekuは先輩であるUluzに効率よくスキルがあがり、しかも釣った魚がそこそこお金になりそうな釣り場情報をもらって、釣りをしていた。GapuelもDekuも似たような感じのスキルの上がり方をしていた。そして、目録への挑戦ゾーンであるシャル貝釣りの釣り場であるブブリム海岸でそれはおこった。

ある日、DekuからPorojrのところへ相談があった。
D「今シャル貝でスキルあげしてるんだけど、そこで錆びた帽子が大量に釣れるねん・・・。スタックも出来ないし邪魔でしゃあないねん。競売で結構売れるねんけど、すぐ鞄がいっぱいになるし・・。光クリで磨いたら店売りでいい値段になるらしいねんけど、スキル鍛冶かなぁ?」

錆びた帽子、これを光クリで磨くと、バッデッドキャップという帽子になり店売りで2000Gを超えるらしい。鍛冶スキル上限34のレシピらしく、競売での売れ行きも早いのだけど、店に売るほうが競売で誰かに売れるのを待つより、ずっと早くお金になるからそうしたいが、Dekuは鍛冶スキルがない。そこで、若干の手数料を払って、光クリと共にPorojrに渡して、磨いてもらう、という方法を取ったのだった。Porojrは裁縫職人で、複合の為に他のスキルもあげているので、快く引き受け、手数料も結構もらってホクホクしていた。

しかし、Dekuが持ってくる帽子の数が半端ではない。しかもまだまだ大量に倉庫にある、というのだ。磨いて売るという道を発見したDekuは釣りの回転もあがり、喜ぶと共に

D「これって、結構儲かるかも」

と言っていた。そして晴れて目録になりシャル貝ゾーンを抜けたDekuは、太公望への欲求がたかまりだしたらしい。しばらくは別の釣り場でスキルあげをしていたDekuだったが、フナを釣りつつ、競売の堀ブナを買い、シャル貝の釣り場で帽子を釣って磨いてもらってお金にしながら、とうとう太公望をゲットしてしまったのだ!

これにはチョロはビックリした。すごいもの手に入れたな〜、おめでと〜、といいながら釣りってそんなに儲かるのか・・・・・・と思っていた。

時を同じくして、Gapuelも、シャル貝ゾーンを脱出したはずだった。なのに、Gapuelはブブリム海岸を出なかった。ひとり黙々とブブリムで釣りをしていた。そして、ある日、バストゥークで出会ったGapuelは、何かを合成していた。合成とは無縁にみえるイメージだったGapuelが一心不乱に何かのスキルあげをしているのをみて、不思議に思っていた。そして何日かすぎたある日、確信とともにLSに報告があった。

G「これ、儲かる。週末は長く釣りの時間が取れるから、ヘタしたら何十万も儲けてる。これやばいw」

疑心暗鬼が確信に変わったGapuelはそうLSに報告してくれた。でも、その時点では、まだみんな「すごいな〜釣りしようかな〜」と言う程度だった。が、釣り吉であるUluzが非常に高価で優秀な装備をしているのも、みんな知っていたので、みんなの釣りへの興味が段々強くなってきた。

ブブリム海岸で錆びたモノを釣って、光クリで磨いて店に売る。お金は即金。非常に儲かる。単純明快なシステム。ただし、それには条件があった。

錆びたものはスタック不可。そのままでは店に売ってもはした金。即金を得るには光クリで磨かないといけない。それに必要なのは鍛冶スキル。上限は34なので野良で磨くには最低でも30前後は必要である。鍛冶。彫金と並ぶ2大散財合成、と呼ばれる技術である。みんな最初はそれにしり込みしていた。

Gapuelを追うようにして、毎日バストゥークにいるDekuの姿があった。Dekuはチョロとポロのリアルフレンドである。ある日Deku宅に遊びにいくと、PCの前にメモがあった。

それは、必殺鍛冶バブル上げメモ(命名:Deku)だった。バブルあげ。それはお金に糸目をつけず、早く上げる事だけを目標にするスキルあげである。作ったものは全て店売り。材料は競売で買うことをためらわない。ゆっくり、素材が手に入ったらあげていくやり方とは異なるスキル上げである。

なぜ急ぐのか、それには理由があった。大きなバージョンアップを近々控えているのだった。なぜバージョンアップと釣りが関係あるのか、それには大きな理由があった。

実はこの錆びたモノを釣って磨いて売る、という行為は、DekuやGapuelが気づく前から、そこそこ知られているお金儲けだったらしい。そして、磨いて売ると儲かる「錆びた帽子」は、けっこうアチコチで釣れるのだけど、比較的釣れるモンスターのレベルが低いのがブブリム海岸なのだ。しかし、唯一、そして問題の中心となっている「モンスターが釣れなくて錆びたモノが釣れる釣り場」が存在したのだ。それがラバオ。

ラバオは街である。だからモンスターは釣れない。そして売るための店も近く、光クリの補充のできる競売まである。非常に便利な釣り場。しかし問題はそこではないらしかった。

モンスターが釣れない釣り場では、なんと無人で釣りを続けられる、といういわゆる「寝釣り」が可能らしいのだ。もちろん規約違反の釣り方で、禁止されている。でも、帽子を釣って磨くのが儲かるのでそれをプログラム化して寝ている間にしている人がいる、というのだ。PCに疎いチョロには、やり方の想像もつかないが、それは明らかに問題である。

そして、それが問題だから、次回のバージンアップで、この「錆びた帽子を釣って磨いて売る」というお金儲けに修正が入るのではないか、というのがもっぱらの噂だったのだ。

修正される前に、儲けたい。その気持ちがバブル上げ、につながるのだった。自分で素材を狩ってきてそれでスキルをあげたら、スキルあげに使うお金自体の使用は安くすむかもしれない。でもその頃にはこのお金儲けはなくなっているかもしれない。時間を買う。それがバブルあげの根底にある思想だった。

チョロはそんな二人をみて、後を追う決心をした。チョロも鍛冶バブル上げする!!!鍛冶スキル0。所持金40万ちょい。チョロ!やります!!!!

倉庫から調理用の炎クリをだしてきて、鍛冶の先輩であるポロに、良いレシピを聞きながらチョロはバブルあげをはじめた。ポロは複合のために、随分まえから時間をかけてゆっくりスキルをあげた人である。バブルあげとは異なる上げ方だったため、ポロから聞いたレシピはバブル上げには向いていないものもあった。バブル上げに向いていないレシピ。それは競売でPCに対して売り、黒字を狙うレシピのことである。倉庫の要領に限界がある以上、店売りが基本のバブルあげでは、PC相手にゆっくり売るのではカバンがいくつあっても足りない。

それでも、「なーんだ。そんなにお金かからないじゃん」という感じで、スキルは着実にあがっていった。Dekuのバブル上げメモと、ポロのアドバイスを織り交ぜたレシピでチョロはスキルあげをした。倉庫キャラの競売枠の限界までは、競売売りのレシピも作った。

スキル5まではつるはし。競売売り。スキル8まではまさかり。競売売り。10まではブロンズの小札。競売売り。16まではクロスボウボルト。丁度射撃スキルをあげていたChappieに押し売り。

ここまでは、辛いながらも「鍛冶だし、仕方ない」と思える程度だった。しかし、この程度で鍛冶が辛いと言っていてはハナクソもほじれない、という事を、ここから思い知らされる事となった。

そしてチョロがあげはじめたのと全く同じタイミングでAoyもバブル上げに踏み切っていた。アオイと二人でサンドリアの鍛冶ギルドにこもり、スキルあげをした。そしてスキル16、とうとう最大の山場となる上限20アイアンインゴットゾーンにきてしまったのだった。

アイアンインゴット:炎クリ+鉄鉱×4

鉄鉱。それはスタック不可で、ギルドでも争奪戦、競売で普段500G前後で取引されているアイテムである。それを4つも使ってやっと1個しかできない、おそるべき散財レシピなのである。でも、実はこのアイアンインゴット、後に鎖にして、競売で売れば黒字となる。でも、スキルあげの時に支払う先行投資がすごいのだ。お金がみるみる減っていく。

先に鍛冶をあげきりブブリムで釣りまくっているDekuにアオイと二人で泣きを入れる。

A「お金が〜〜〜〜」
C「本当に儲かるの??釣りスキル22でも大丈夫かな・・・」
D「釣れるかどうかは試したの?」
C「試してない・・・でもウルたんが錆モノは外道だから、スキル関係ないって言ってた」
D「じゃあ大丈夫!ここにさえこれたら絶対儲かるから!」
A「信じていいんですかっ!!!」
D「ヽ( ̄ー ̄)ノ< 磨きなさい。さすれば救われます。ブブリムは貴方の為に・・・」
C「教祖!付いていきます!」

こうして、大量のギル先行投資(鍛冶スキルあげ)と引き換えに安定した金策を得れる「ブブリム教団」は誕生した。教団設立教祖、Deku。教団のカリスマを確保した神、Gapuelの二人の王によって作られた新興宗教である。

みるみる減っていく所持金にちょっとおかしなハイテンションになっていくアオイとチョロ。鉄鉱も競売は買占め、バスの競売もなくなり、とうとう禁断の割高飛空艇乗り場の売り場にまで手を出してダッシュスキルあげにいそしむチョロとアオイ。それを横目で見ながら「アホや・・・・お金もったいなくてみてられへんわ・・・」とつぶやくPorojr。そりゃアンタは時間かけてあげれたからいいかもしれんけど、こっちは期限せまってんだよ!!!と叫びながら、「自分たちは時間を買っているんだ。パッチまでに元手も回収して儲けれるんだ!」と自分に自己暗示をかけながら鉄鉱を買い続けた。

競売履歴をみたサムっちに「ちょろさん、ブロンズインゴ4000で買いまくってましたね・・・」などとバブルっぷりを突っ込まれながら、鉄鉱ゾーンを抜けきり、次のレシピを模索する。

そんな事をしているチョロを尻目に、鍛冶スキルが十分にあるPorojrが「オレも試しにいってみよ〜」とブブリム海岸にでかけていった。Porojrの釣りスキルはチョロより低い。ポロが釣れたらチョロも大丈夫、と保証されたようなものだ。横の画面をドキドキしながら見ていたら・・・・

1時間経過・・・・「釣れね〜〜〜」2時間経過「まだ1個・・・・・・・・・・・・・・海苔ばっか〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なによっ!その不安要素たっぷりの結果は!
不安でいっぱいになったチョロはUluzに言ってみた。すると「モーグリの応援を水(釣りモノ応援)にしないときついみたいですよ〜」という返事がかえってきた。モーグリの応援。自分の望む応援をつけるためには家具を制限しないといけないシステムだから、家具好きチョロは、今まで気にしたことがなかった。しかし、調べてみると、チョロのモグハウスは、今の趣味で設置している状態で既に「中くらいの強さの水の力(釣りモノ応援:中)になっているではないか!!!運命を感じた。

スキルあげは続く。
A「ここでアイアン板作っちゃったら楽なんだけどな〜・・・(´∀ `)」
C「だめ!!アイアンインゴは後で鎖にしてお金にするのよ!我慢して!アオイッ!」

バブル上げで芽生えたおかしな友情で繋がるふたり、そして決めたレシピはポロオススメのスパタ。しかし、炎クリを買おうとしたら、なんと所持金が尽きていて買えない!ここにきて立ち止まってなるものか!!!倉庫キャラをかけまわり、なけなしのお金をかき集めクリを買う。材料がスタック可、という喜びをかみしめながら、スパタを大量に店売りし、とうとうスキル25に到達した。

ここで、20のときに貯めておいたアイアンインゴを鎖にすることであげていく。上限は30だけど、貯めておいたインゴットがなくなった時点で27になれた。錆びた帽子を磨く上限は34。これなら上級サポートをつければ磨ける!バスをHPにして、カバンいっぱいまで帽子を釣って、それで残りはあげよう。とうとう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とうとうデビューだ!!!!!

次の日、チョロはドキドキしながらログインし、カバンをなるべく空けて、ポロに作ってもらった釣り服に身を固め、複合竿と、これもポロに作ってもらったローグ針を握り締めてテレポメアを唱えた。

メア岩を足取りも軽やかに飛び降り、チョコガールに話しかけ颯爽とブブリム海岸へ・・・!

ギ  ル  が  足  り ま  せ  ん  。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
チョコボに乗れない・・・・。なんとチョロの所持金は3ケタのしかも前半。300G足らずのチョコボにも乗れない状態だった。45万くらいあった全財産はなくなり、まさにスッカラカンの状態になるまで・・・・まさに新興宗教やん!!!!

完全に出家信者のチョロは、颯爽とブブリム海岸に到着した。(徒歩で)

そしてドキドキの竿投入・・・・・

Choroは錆びたキャップを手に入れた。

キーーーーーーターーーーーー!!!!!

Choroは錆びた鉄鉾を手に入れた。

C「鉄鉾。なにこれ?」
D「あ、それも鍛冶上限おなじで磨けて、店売りが少し高い当たりw」
C「おぉ〜〜〜やったー!」

ここでは錆びたサブリガ、錆びたレギンスもつれるけど、これは磨く価値がないので、そのまま店売りか捨てればいいらしい。その他、パムタム海苔、シルバーリング、カッパーリング、錆びたバケツ、イエローグローブ、ブルーテール、シャル貝などが釣れる。モーグリの応援で外道が釣れやすくなっているので錆びたモノがたくさんつれるのだ。しかもチョロはここで釣りスキルもあがる、という一石二鳥状態だった。

そしてカバンがいっぱいになるまで錆モノを釣って、デジョンでバスに帰った。上級サポをつけてみがく。スキルがあがる。全ての帽子の錆がとれる。そして緊張しながらギルドへ。

アイテムを売りました。
アイテムを売りました。





所持金が・・・・・所持金が・・・・信じられないスピードで増えていく。この日のために・・・・この日の為にあの辛い日々はあったのねっ!!1回満タンにしただけで、もう5万Gも!!!!

C「もう5万G!チョコボのれるよ〜〜〜」
D「オメデトーーー!!!!」
C「ブブリム教、ありがとう!!」
D「ヽ( ̄ー ̄)ノ<ブブリムは貴方と共に・・・・」

こうして、チョロはブブリム教に入信した。元手は二日で回収し、すぐに儲けに繋がった。競売売り狙いで売れ待ちをしていたアイテムを売りさばけてから考えると、チョロの入信先行投資は大体20万弱だった。ほどなくしてアオイも海岸にやってきて、歓喜の奇声をあげていた。この騒ぎを聞きつけたLSメンバーも続々と興味をしめしだした。最初は鍛冶スキルなしで試しに釣ってみて、となりにいるメンバーに磨いてもらったりして、教団の素晴らしさを確認し、バブル上げに突入していったりしていた。ブブリム教団員はみるみるうちに増えていき、毎日ブブリム海岸にLBJメンバーが集結するようになっていた。時には「このままちょっとしたNM倒しにいけるよね」というくらいの戦力の大アライアンで釣りをしたりしていた。

みんなでPTを組んで色んな話をしながら釣りをした。狙っているのが外道だから、何人来ても枯れることはなく、全員で歓迎し楽しくできた。釣れて欲しくないパムタム海苔ばかりが嵐のように釣れる状態をあらわす「海苔ジェーン」 うれしい錆モノばかりが釣れる「錆スパイラル」釣りスキル99の高速回転Uluzが一緒に釣るとシャル貝が早くに枯れて錆びがたくさん釣れる「ウルたんパラダイス」など流行語も誕生した。隣で毎日一緒に釣っている外国の釣り人に、「meもFishing が大好きだから、そのFishing LSに入れてくれないか」というTellまでくる始末だった。信じられないだろうけど、釣りLSではないんです・・・とやんわり断った。

モンスターが釣れている状態を示す汗の見分け方をUluzから学んだり、モンスターだとわかったとき×ボタンですぐキャンセルできるようになる、「石碑参り」も学んだ。シルバーリングも釣れるので、彫金スキルのあるメンバーは雷クリを持参し、その場でインゴットにしたりしていた。シルバーリングが荷物を圧迫して困るメンバーは安めにバザーして彫金師たちに買ってもらったり、と持ちつ持たれつの関係も出来上がったりしていた。

時給は、というと、錆の釣れ方には波があるし、ジョブによっては他にもっと高時給な金策もあるだろうな、という感じだった。でも、なんといってもブブリム教の魅力は、ソロで出来て、何人参加しても迷惑にならず、リアル用事をしながらもOK。離席も問題なし。普段語らないようなみんなのお話しも聞けたり、週末のイベントの相談をしたり。ちょっとしたヒマな時間を有効に使えたり、という自由度の高さにある、と思った。

チョロは昔から金策が苦手で、その日暮らしをしていたので「お金に困ったらブブリム教がある」というのがとっても心強い支えとなった。問題のバージョンアップでも、修正されることはなく、安泰だった。みんなその日は歓喜の叫び声とともに、海に向かって「ブブリム、ありがとう!」と言っていた。

大勢のLBJメンバーがブブリム教でお金を貯めて、自分には無理だ、としか思っていなかったはずの、憧れの装備を買った。アオイはダバルジンを、トキワはバルムンクを、ガトさんはアダマン装備を、ガプエルは大量のMP装備を購入し憧れのMP1000オーバーを実現し、タルタルのMPを超えた。Porojrはためたお金でメイン裁縫のスキルあげを、チョロは自分でもリング分解をしたくなって彫金スキルあげを、Chappieはファーストキャラにもかかわらず、クジャクの護符を、そして教祖Dekuは、みんなが色んなモノを買っているのをジっと眺めながら2ヶ月弱も釣り続け、1千万の大台を投資し、シーフがシーフであるために、LBJで役にたてるシーフでありたいから、と盗賊のナイフを購入した。

現在は、光クリの高騰により、前ほどの人数はブブリム海岸にはいない。光クリが手に入ったら、安く買えたら行く、という人も増えた。ラバオが相変わらず、何故か全員アノンの、おかしいほどの釣り人であふれかえっているのを見ると、あまり良い気持ちにはならないけど、競売もなく、店もマウラだから遠く、モンスターが釣れるブブリムには、相変わらず人は少ない。たまに背後でサポアイテムとりをして死んでいる外国の人にレイズしたり、しつこくくる遠方からのレイズ依頼にムカついたり、シーフ75がやれば5匹でカーバンクルの紅玉がでる、と信じている外国人からのTellの相手をしたりして、ノンビリとブブリム教は存続している。

レベルの近いメンバーで空のゴーレムで羅紗狩り&プチレベルあげ、をすると、光クリがけっこう手に入る。最近はチョロも、そうやってクリが手に入ったときだけ釣りに行く程度になったけど、やっぱりブブリム教の存在は心にゆとりができる原因のひとつである、と感じている。

フィッシャー装備にオポオポ王の王冠。これが教祖のお気に入りのブブリム教の釣りAFである。今日もヒマができたら、ブブリムにのんびり釣りに行こう、そう思いながら今日のチョロ・ログ・・・イン!




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