第百三十七話:血みどろ・Gapuel杯争奪戦

最近、週末イベントといえばなにやらNMを狩ったり、そのためのトリガーを取りに行ったり、と中々LSみんなで遊べる機会が減ってしまっていた。そんなある日、今LSで流行っている宗教(この宗教については、また後日日記に詳しく書く日が来ると思います)で、ちょっと貯金が潤っているGapuelが、賞金を出してくれて、Gapuel杯を開催してくれることになったのだ!

Gapuel杯。それはなんなのか、というと・・・

以前からLBJのイベントで繰り返されてきた、競羽、チョコボレース。今までは個人戦で、走者以外は賭客であり、一口いくら、で賭けて、優勝者に賭けていた人で集まった賞金を頭割りしていた。企画者であるPorojrが賞金から5%のコミッションをとり、そのコミッションを優勝者の賞金にしたりしていたのだ。ところが、今回は賞金はすべてGapuelの自腹である。賞金の他にもなにやら商品があるらしい!というわけで、Gapuelと審判以外は全員走者、のチーム対抗チョコボ駅伝が行われる事となったのだった。

日付と時間がLSメッセで告知され、集まったメンバーでチームを組む事となった。結局フルアライアンスが集まり、4名×4チーム、+GapuelとPorojrが審判及びカメラマン及び中継車をすることとなった。

チームはまずリーダーを決めた。過去の競羽の優勝者と入賞者の4名がリーダーとなり、LBJ得意のドラフト形式でメンツを取っていく事となった。

リーダーは第一回優勝者:Gato。第二回優勝者:Deku。そして過去の競羽の入賞者、KujyaとBibby。この4名となった。

Gapuelの指示でドラフト会議が始まった。Bibbyの指名が栄えある1位指名である。そしてBibbyの選んだのは・・・・

B「チョロさん、いただきます」

ヒャッホーーーーーーーーーイ!!!!さすが見る目がある!!!過去の競羽に全て出場しながらも、自然災害及び、どうしようもないトラブルに見舞われてしまっていたため、ほとんどドンケツという結果に終わっているチョロだが、その秘めたる実力をBibbyはやはりわかっていた!

Bibbyがチョロを選んだ事で、騒然とする一同。

「勝負捨てたか・・・・」
「ネタ担当・・・?」
失礼な言葉が飛び交う中、Bibbyはキッパリ言い放った。

B「だって、チョロさんはビビーの次に早いもん」

・・・・・・・・・・・・・・・・・えっと・・・・まぁ、この言葉の意味は、過去の日記の競羽を見てもらえればわかるけど、かつてBibbyとチョロは最下位対決をした二人なわけで・・・・・・
でも!あの頃とは違う!というところを見せようじゃないか!

ドラフトは順調に進んでいった。LBJの過去の競羽で常に上位入賞の実績があるエルヴァーン走者を集めていく姑息なDeku。個人の趣味でチャイドルUluzを指名するKujya。この人は早そうだな・・・と納得させられるメンツを確実に獲得していくGato。このドラフトの間にも、LS会話には、各個人の実力を隠そうとする激しいブラフ合戦が繰り広げられていた。

「私遅いですよ・・・・^^;」
「ホラって・・・どこだっけ?」
「ロランベリー」
「ラテでしょ!絶対ウソ!分かってるくせに・・ブラフ使ってる」

そして、ドラフト会議の後のチーム作戦会議の結果

チームGato:Quin→Chappie→Murayoshi→Gato
チームDeku:Deku→Kiryu→Bati→Lupus
チームKujya:Bobu→Assam→Kujya→Uluz
チームBibby:Bibby→Choro→Spud→Venger

という走る順番が決められた。コースは
第一走者:ウィンダス森の区出口〜ロランベリーのジュノ下層への門
第二走者:ロランベリージュノ下層への門〜デム岩
第三走者:デム岩〜ホラ岩
第四走者:ホラ岩〜バタリアジュノ上層の門の中にいるGapuel

というものだった。各チームでたすきとなる物を設定した。チョロのチームのたすきは「サルタオレンジ」だった。これをトレードしながら駅伝となるのだ。チーム内作戦会議は、アライアンスを組んだままだったので丸聞こえ、という状態で行われ、みんな得意なコースを選んで決めたようだった。が・・・・うちのチームだけはリーダービビーの直感で順番が決められた。

どの区間も長短があり、クセのあるコースばかりである。チョロの走るのは、ロランベリから沼を抜ける、第二回の競羽で何度も走り込みを繰り返した(のに!トラブルで負けてしまった)あのコースである。どこを目指して直進すればいいのか、マップに全て記載してある、というもう、負ける気がしないコースだった( ´ー`)y−~~

各走者が自分のスタート地点に配置され、リーダーからのコメントが発表された。

Bibby「いつもどーり勝ちます」
Kujya「召喚されたリスのようにキリキリ働くのです!」
Gato「(´∀ `)運を導くデス」
Deku「最速種族、負けるわけねえええぇええぇええええ!!!!!」

そして、スタート地点にいるGapuelの女神の祝福が合図となり、駅伝はスタートした。チームが決まってしまってからログインしてきたAoyがテレポを駆使して、Porojrと共に中継車として各地を実況することとなった。

一斉にスタートし、実況がなされていた。仲間からの声援が飛び交う。

Kiryu「がんばれーー!」
Deku「おー!」
Kiryu「しゃべるな!集中してはしれーー!」

サルタバルタはダンゴ状態で駆け抜け、一番にタロンギに入ってきたのは・・・なんとわれらがリーダー、Bibbyだった!!!!さすが!

歓声に沸くビビーチーム。Aoyの実況が続く。

A「現在の順位Quin=Deku>Bobu>Bibby」

えっっ??なんでドンケツ・・・・・?1番で入って来たんじゃ・・・

「ビビーになにがあったの・・・」
Choro「まさか・・・道に落ちたんじゃないでしょうね・・・」
Bibby「・・・・・・」
Aoy「落ちてるwwwwwwwww」

タロンギで下道に落ちるとは・・・・・・まさに自然災害!!!!それでもメリファトはコース選択で大きく差の出る難所。ガンバレ!ビビー!

その頃トップ争いは、自称最速種族のDekuと才女Quinの強烈なデッドヒートとなっていた。メリファトの実況で、どうやらわれらがビビーがボブっちを抜いて3位に躍り出た模様である。そして、ソロムグに突入したとき、Gapuelから第二走者、チョコボ騎乗命令がくだされた。

心臓はバクバク、今までしゃべりまくっていたのに、もう緊張して手が震えた。ロランベリーの門までいって、ビビーを待つ。そして、エリアにQuinとDekuがほぼ同時に飛び込んできた。そして一瞬の差くらいでBibbyもエリアに飛び込んできた。ほとんど差はない!Bobuはエリア切り替えからロランベリーの門へ行くのに、少し戸惑った様子だった。

チョコボから飛び降りたビビーから、サルタオレンジを受け取り、チョロは弾丸のごとくかけだした。KiryuとChappieは視界に捕らえている。左沿い・・・左沿いが一番最短のはず・・・

2秒おきくらいにマップを広げ、こまめにコース取りをして進んでいった。大きく曲がるカーブの果樹園でKiryuが段差に引っかかっているのがみえた。ケケケケケケケケケっ!!!そしてChappieが道路の反対側のコース取りをした様子。カカカカカカカ!相手にならんな!!!!

段差でつまっているKiryuを横目に颯爽とKiryuを抜いてカーブを曲が・・・・・・・・ったはずなのに、どうしてカーブを曲がり終わってもKiryuが前にいるの・・・・?異常な位置取りでインを突かれて、惜しくもKiryuを抜きさる事に失敗したチョロは焦りだした。

そして、マップ確認を繰り返しながら突き進むが、KiryuもChappieもなぜかタゲれない位置にいるようだ。抜いたかな・・?と思いながらエリア切り替えに近づくと、なんとKiryuとChappieに先にエリアされてしまった。しかも後方にいるAssamがタゲれてしまっている。おいおい。どないなっとんねん!

半泣きのまま、一言も喋らず沼に突入。沼は苦手で何度も何度も走りこみをした場所。走るコースは体が覚えている。目印の岩をスリ抜けてヒタ走り、自己最速で沼を抜けたつもりなのに、前の二人を捕らえる事ができなかった。

Assamの影に怯えながらコンシュに飛び込んだ。

「チョロ、一言もしゃべらないもんな・・・」

そんな罵声が聞こえてもシカトで突き進む。第三走者のSpudがデム岩の上にいるはずだ。ビビーの声が聞こえてきた。

B「デカいのがスパさんだからね!」
うん、と返事したつもりだけど、テンパったままSpudをターゲットして位置を確認し、すぐトレードできるようにして進んでいった。が!!!トレードするのに、一旦チョコボを降りないとダメなんだった!!!慌ててタゲをはずして降りてスパにトレードを申し込む。そしてSpudは走り出した。先頭のKiryuがトレードするはずが間違って別の走者を調べてしまう、という痛恨のミスをしたらしく順位は大きく入れ替わっていた。

頭1個抜けて先頭で走り出したのはMurayoshi。そして2番目にBati。3番目にSpud。最後にKujyaが飛び出した。この区間は注目のBati&Spudの親子対決が見られるエリアでもあった。

先にアンカーのいるホラに飛んで、Spudを待つことにした。ホラには後から中継車としてもう一人参加したHayatoの姿があった。

そして砂丘でどんなバトルが繰り広げられたのか、わからないが、なんと!!ラテーヌ高原に1番に姿を見せたのは、ドンケツで出発したはずのKujyaだった。信じられない、奇跡の3名ゴボウ抜きである。そして色々な歓声に沸くアンカー地点へ第三走者がやってきた。われらがSpudはコースを「サンドリアに行くなら最短だが、ホラは微妙」な崖越えコースを選んだためか、少し遅れてしまっていたが、それでも差は僅差だった。

Vengerが待ち受けるホラ岩で固唾を呑んで見守るが、SpudとVengerが見つめ合ったまま動かない・・・。Vengerの「え」という一言があったあと、いきなり走り出した。どうやらトレードでなぜかエラーが出てしまっていたらしい。アウチ・・・(´・ω・`)

そしてその頃、トップではUluzとGatoの熾烈なバトルが繰り広げられていた。競羽界では全くの無名のUluz対カリスマジョッキーGato。誰もがUluzの敗北を予感していた。しかもUluzから「道を間違えた」とのテンパりまくった誤字だらけの報告が入っていた。

そしてバタリア中継地点で待っていたPorojrの目の前を通り過ぎていったのは・・・・

Gatoのチョコボの鼻先を颯爽と走るUluzの姿だった!

第一走者のボブが最後尾でたすきを渡したクジャチームである。信じられない展開に一同は盛り上がりまくっていた。ゴールではGapuelがインビジで姿を消して待っている。アライアンスを組んでいるから、十字でタゲることは可能だ。そのGapuelを見つけて自分のチームのたすきを1番にトレードしたチームが優勝である。

そして、門の脇に姿を隠して立っていたGapuelの元に、ほとんど同時にGatoとUluzがやってきた。少し遅れてLupusが到着し、そしてVengerが門をくぐった。そして・・・・レースは幕を閉じた。

「どっち???」
「1番だれ?」
「ベンさんでしょ?」
「ビビー・・・違うから・・・」

そして、主催のGapuelの結果発表がはじまった。

G「発表します!!!!ビビーチーム!!!!」

B「キタキターーー!!」
C「やった〜〜〜〜!!!」

G「4位」

B「・・・・・・・・・・・」
B「お笑いチームとしての責任は果たした」

えっ・・・・?お笑いチームですって?!お笑いチームに1位指名されたのか!!怒り狂うチョロを尻目に優勝チームが発表された。

G「優勝。クジャチーーーム!!!」

パンパカパーーン!!!まだ持ってるのか!と突っ込みたくなるような花火が打ち上げられ、女神の祝福が発動した。ホラ岩でChappieがなぜか動けなくなっているらしく、みんなでホラにいって賞金授与式をすることになった。

ホラで円陣を組んで、授与式が行われた。優勝賞金はなんと20万Gである。4名チームなので5万Gずつ賞金が手渡される。この他にも副賞のシルバーリングが大量に後から送られるのである。2位のチームと3位のチームにも数は減るものの副賞がある。なにもないのは・・・そう4位の・・・・(´・ω・`)

と、思ったら、参加者(中継車含む)全員のダイス勝負の勝利者に、競売価格十数万G相当の商品があたる、というではないか!!!なんという太っ腹!!!

みんな目の色を変えたランダム勝負が始まった。数値が高い人、ではなく、最後にGapuelのふるダイスに一番近い人が当たり、というシステムだった。言いたくないが、Gapuelはロットでもダイスでも、普段から大体300を越える事はない・・・。よって、みんな低めのダイスが出るように必死だった。

そして、この競争率最高の参加賞を獲得したのは、なんとChappieだった。一番最近FFを初めてLSに入会した新人さんである。なんとうらやましい!しかも、その参加賞はなにか、というと・・・

なんとなんと!天球儀だった!!!!!チョロはもう、うらやましくてうらやましくて、たまらなかった。

こうして授与式が終わった頃、ラテーヌ高原は曇りから晴れになった。ホラ岩でみんなで集合SSを撮って、初めての駅伝は終了した。

ものすごく盛り上がって楽しいイベントとなった。次回は、選抜ジョッキーによる、難所:ユタンガ大森林でのGUが予定されているらしい。チョロは選抜されるかなぁ・・・と今からドキドキである。

普段からもっとチョコボに乗ろう!そう心に決めて、今日のチョロ・ログアウト。

興奮しすぎてまたSSがこれしか・・・・誰かアル人お願いします・・・




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