第百三十六話:四神戦第二弾:朱雀の巻

最近のLBJは、週末、金土は、なんかイベントをする、という感じになっている。大体週明けにLSメッセにイベント内容、または選択肢が提示され、選択肢だった場合は、参加可能者がみんなでメッセを送り、多数決で何をするか決める、といった具合である。

そして、今週は二日に分けて裏世界と四神2戦目をしよう、と言う事になっていて、2匹目の四神、朱雀と戦うこととなったのだった。

二日前くらいから、LS会話は、朱雀の話題で持ちきりだった。

「○○を出すらしい。」
「◇◇もでるらしいよ〜」
「こんな性能らしい」
「ほしい〜〜〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・相変わらず勝った後のドロップ品の話ばかりで、敵の攻撃の様子や作戦の話しがでないっ!!!前日になって、ようやく「魔法を唱えるらしい」「ガー系がいたいらしい」など、ジワジワ情報がでてきだした。

前回やった玄武が、四神では一番弱いらしい、と聞いていた。今回の朱雀は、連続魔のアビをつかってくるらしく、その連続魔状態で、ガー系魔法を連発されるのが、非常にやっかいらしい。というか、勝てるのかな・・・・というのがチョロの本音だった。

当日、意気揚々と集まってきたメンバーは、またもやフルアラを超えた23名だった。今回はモンクが4名も参加していて、気孔弾を撃っては交代、というシステムができあがった。

前の玄武とはちがい、今回の朱雀は、強敵とはいえ、LBJ大得意のガチンコ対決で倒す敵である。そして、なんといっても、今まで、その実物を拝む機会は皆無だったとんでもなくレアなアイテムを落とすかもしれない相手なのである。それは・・・・

光布

今までHNMしかださない、と言われていたアイテム。そういうNMは沸き待ちや取り合いの苦手なLBJではとても戦えない。でも、トリガーで戦える四神は別である。そしてそれは、白魔道士専用装備ノーブルチュニックの素材なのである。白魔道士のGapuelは、前日ブブリムで釣りをしながら、ランダムの練習をしていたらしい。あこがれ、というよりは幻想に近いアイテムだったそれが、今もしかしたら、手に入るかもしれないのである。

でたらいいね〜〜〜!みんながそう思いながら、いざ、朱雀に挑んだ。作戦の基本はガチンコだけど、2hアビの連続魔がきたら、全員攻撃を中止して、Obsidianの影縫いで、時間をかせごう、という事になった。

そして、戦闘開始!!!LBJの間の前に、シムルグが登場した!!!!

ぁ、いや朱雀だった。・・・・(´・ω・`)

ジラート発売までは、HNMしかないグラフィックだったけど、今では慟哭の谷に普通にバサバサしている相手と同じグラフィックとは・・・・・・四神もかたなしである。でも、通常よりちょっとデカイ(ような気がする)ので、ここはガマン。

半分くらい削れたらきっと連続魔がくるからその時は攻撃をやめて・・・・・・・と、思いながら5mmくらい削った所で、前衛達が戦闘前に用意していたマクロがドドーっとながれた。

「れんぞクマーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「戦闘解除ーー<call>」
「れんぞクマーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

・・・・・・逃げ惑うみんな。とまらないシムルg・・・いや朱雀(しつこい)。思ったよりずっとずっと早かった2hアビ発動に、みんな度肝を抜かれ、マウロだけが陽気な声をだしていた。どうやら誰かの攻撃が入ってしまって影縫い作戦は失敗に終わったらしく、朱雀は好きなように暴れだした。一気に全員のHPバーが赤く染まり、非常にヤバいムードになってきた。

とりあえず、回復作業にいそしみ、体制を整えた。起こせる人はなるべく起こして、死者をキックし、復活メンバーをPTに誘う作業に追われていた。

何名か死んでいる物の、なんとか攻撃モードを再開することができた。ゲンブのときと同じ要領で、前衛のヘイトに合わせて精霊をうつようにした。水系が効くらしいよ、と聞いていたので、水系しか使わなかった。

玄武よりはかなり苦労したけど、時間をかけてなんとか朱雀を倒す事が出来た。そして注目のドロップは!!!

朱雀印章 
朱雀戈
海王の免罪符:足
劇毒サソリの爪

・・・・・・・・・?!?!?!光布はでなかったけど、これなんだ????

玄武で出すかもしれない、といわれていて、前衛たちを興奮させていたけど、結局でなかった、劇毒サソリの爪、がこんなところに!これはスコピオハーネス、というとんでもない性能の胴装備の材料で、前衛ならば、みんな欲しくて欲しくてたまらない一品なのである。

毒をにおわす攻撃は一切してこなかったのに、こんなものを落とすとは、にくいやつめ!朱雀。

そして、大興奮のランダム大会が開催され、モンクのDxioがこれをゲットした。ディオはモンク60代で、ちょうど装備できるようになるレベルドンピシャなので、とってもとっても喜んでいた。ロットに負けた他のメンバーは、思いもよらないもののドロップ(テンションアップ)→ランダム(テンションマックス)→ゲットならず(テンション大幅ダウン)という、非常に血圧に悪い波を短時間で経験したせいか、ちょっとグッタリしていた。

友達に骨職人がいるので、加工を頼んであげるよ、とディオに伝えた。ディオはリアルが忙しく、最近やっと復帰したところへ、この大ラッキー、で、ホントに感激しているようだった。

しかし、こんな意外な相手がこんなものを出してくれるなんて、ドロップに恵まれているな〜と思った。他のアイテムはエクレアなので、事前のランダム大会の結果によって、朱雀戈はQuinが、免罪符はHayatoがゲットしていた。

こうして四神に2連勝のLBJ。既に揃っているトリガーは、朱雀をもう一回、と白虎である。他の四神とは比べ物にならない、といわれていて、初挑戦ではまず勝てない、と言われている白虎、勝てる日がくるのかなぁ。

次の四神を楽しみにしながら、今日のチョロ・ログアウト。




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