第百十六話:天空への挑戦:中編

無念の撤退からしばらくして、LSに変化が起こった。天空への挑戦権獲得者が増えたのである。これで、もう少しジョブバランスを取ったりできるではないか!!

そんなある日、Gapuelから「週末に天空にチャレンジしたいんだけど、チョロさんたちは、前のメンバーで行くの?」と聞かれた。そしてチョロは、「あの構成でクリアしたい、という意地はないけど、でも、誰かを置いていくのは絶対イヤだな〜」と答えた。

そして、LSの挑戦権獲得者で、変則でPTを組んで、みんなで行こうではないか!という企画が持ち上がった。

そして集まったのが

Gyaban64戦モ・Obsidian69狩赤・Hayato66戦シ・Aoy66戦シ・Tokiwa67暗赤・Kiryu67ナ戦・Arliman66戦シ・Bibby68赤白・Porojr67詩戦・Gapuel67白召・Koara68詩白・Naru65赤白・Choro66黒白

という、メンバーだった。全員とメッセージで連絡を取り合い、日時を決めたところ、日曜の夕方5時に、集合、ということになった。ハヤトとトキワとコアラだけは、仕事の都合で後から参加になるけれど、とりあえず5時に集まったメンバーから第一PTを決めて行く事になった。

前日はオルデールでモルボル狩り、ロランで蜂狩りに明け暮れ、ハイポやアクアムスルム等の薬を山ほど用意した。もし、買い足す事になったり、一人が何度も行く事になる場合の薬品は、全員でワリカンにしよう、という事になった。

当日、5時に、予定のメンバーが会議室にあつまった。(Aoy・Naruは寝坊遅刻・・・)そして、初陣は是非勝利をもぎ取って勢いをつけて欲しい!ということで、一番安定したジョブバランスで行こう、という事になった。

出来上がったのは

Kiryu・Obsidian・Arliman・Porojr・Bibby・Gapuel

このPTで是非勝利を!!初陣メンバーは意気揚々と塔に登っていった。

お留守番となった、ギャバンとチョロは、途中でやってきた、コアラも一緒につれて、バタリアで遠隔スキル等して、時間をつぶしていた。

チョロは横の画面で、戦闘状況がみれるので、ドキドキしてみていた。そして結果は・・・

途中で、キリュウとアーさんが死んでしまい、撤退となってしまった・・・(´・ω・`)

ギャバンと共に、薬品補充のため、塔にかけあがる。その頃、寝坊組もやってきて、次の準備に取り掛かっていた。

そして、ソウルボイスを使ってしまったポロと、さっき仕事が終わってやってきたコアラを入れ替えて、リベンジが行われた。コアラはサポに白をつけているので、回復力がアップし、まさに本日の最強PTと呼べる編成が出来上がった。このPTが勝てなかったら、後はどうしたらいいの?!ヽ(´Д `;)ノというPTだ。

息を呑んで見守る。今度は戦闘画面が見えないので、ヤキモキするしかないのである。何とも心臓に悪い。アラを組んだままでもBCに入るのは問題ないので、声だけが聞こえてくる。BF前にいる人は、HPの減り具合なども見える。キリュウのHPが1000を切っているときは、もう見ていられない気持ちになる。

ガプエルの「プチ女神(=´▽`=)」のログが流れるたびに、ガプエルのHPが減りだし、ヒヤヒヤ。ビビーやコアラのケアルガのマクロが見えるたびにヒヤヒヤ、そうこうしているうちに、キリュウが敵のWSで、あっという間に死亡してしまった。

レイズで起き上がった様子だけど、アラのMPは見えないし、モチロン敵のHPの減り具合も見えないので、もうイ〜〜〜〜〜ッとなるのである。ガルカであるガプエルのMPはもう尽きているのではないか、と思うのに、ケアルXやケアルガUのログがでる。どこからMPを捻出しているのか・・・。アクアムスルムの空き瓶がそこら中に転がっているんだろうなぁ、と想像したら、ちょっと面白かった。そして、とうとう、最後の切り札であるはずの声が聞こえてきた。

O「イーグルアイ>>>>>敵」
O「サイドワインダー>>>敵」

あぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・絶対終盤、それも、ここいちの正念場の場面のはず・・・・・・・・。神様・・・・・・・・・・・・お願いヽ(´Д `;)ノ

そして、そして、そして、再び死んでしまったキリュウの「やったーーーーーーーーーーーーーーー」という声が聞こえてきたのである!勝ったのである!!!!!

LBJの精鋭メンバーによって、初めて勝利をもぎ取ったのである。本当に感激だった。このまま第二PTも勝つぞーーーー!と勢いに乗って、第二メンバーが塔に駆け上った。

次のPTの編成を決めよう!というところで、Koaraが寝落ちしてしまった事が判明・・・そして

Kiryu・Aoy・Gyaban・Gapuel・Porojr・Naru

のPTで挑む事となった。唯一のナイトであるキリュウは、全てのPTに参加することとなり、何度も死んではまた挑み、体を張ってくれていた。「今日のために経験値稼いできたんだから、いいの!」と言ってくれていだけど、67だったキリュウはすでに66になっており、申し訳ない、と思いながら、その言葉に甘えていた。

第二PTの初陣、かなり安定して削っていたものの、途中でキリュウが死んでしまった。変わりに受けついたAoyが耐えるものの、レイズでキリュウが起き上がった瞬間に、全体攻撃のWSが飛んできて、キリュウ2度めの死亡。無念の撤退となった。

ここで、新たに勉強になった事の再確認として、サイレガの直後には敵のWSがくると、非常に危険なので多段WSは撃たない、等の作戦を話し合った。

第二PTのメンバーのうち、マイティと連続魔を使用していたので、第三PTが先に行く事になった。

Kiryu・Hayato・Tokiwa・Porojr・Bibby・Choro

である。先に勝利しているObsidianが、薬品を満載にして、塔に登り、売店として活躍してくれていたので、その場で薬品を補充し、第二PTのメンバーはそれぞれにジュノに補充に戻っていった。

そして、突撃。敵のHP半分までは、驚くほど安定し、MPも余裕があった。敵のWSでキリュウが死んでしまった後も、レイズ>衰弱回復まで順調にこなし、もうあと少し、というところで、キリュウが2度目の死亡。再レイズの間に一人で回復担当していたBibbyにとうとうタゲが行ってしまい、Bibbyが敵のWSを受けてしまって死亡してしまった。キリュウが「インビン使うから起こして!」と叫ぶ中、チョロ、2度もサイレガでレイズを止められ、起こせず、その間にトキワとハヤトが続々とやられてしまった。ポロが死に、「出て!」という叫び声と共に、チョロが一人生き残って脱出した(´・ω・`)

勝てると思った・・・半分までのあの安定感を見て、勝利を確信していたのに・・・・・・・・・・・

ガックリしたが、落ち込んでいるヒマはない、アビ回復までに、色々補充しなくては!

そして、その間に第二PTがリベンジに行くこととなった。第三PTの戦闘中にコアラが寝落ちから復帰していたので、第二PTにはいることとなった。

Kiryu・Aoy・Gyaban・Koara・Gapuel・Naru

である。もう時間も遅くなってきていた。みんなが見守る中、第二PTは突撃した。薬品の準備が終わっていたトキワとチョロと、売店として協力してくれていた、Obsidianの3名は、ドアにへばりついて、中が見えないものか、覗いてみたりしていた。(過去のトンベリBCの再来である)

もう、声だけが聞こえる、というのはなんとももどかしい。そんな中、Gyabanが死亡。一瞬タゲをとったときにWSをくらったらしい。レイズですぐに起き上がった瞬間、またギャバンのHPが0になった。どうやらその一瞬で風車がきたらしい。なんという・・・・なんという不運!その後、レイズで起き上がったギャバンだけど、衰弱が治るまで、なにかのバグでその場から動けなかったらしい。自分の事は放置でやってくれ!と叫ぶギャバン。キリュウにタゲも戻って落ち着いて来た頃、ギャバンの衰弱がなおり、意味不明の硬直も治り、動けるようになった。

でもキリュウのHPがガクンと減って、戻っていく様は心臓に悪い。敵のHPはどのくらいなのか、MPは大丈夫なのか、そして、永遠とも思える時間が流れ、キリュウのHPが2のまましばらくすぎていたり、もう目をおおいたくなるような攻防の後、

「やったーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

待ちに待った叫び声が聞こえてきた。

そしてイベントに突入しているだろう、という事で、みんな黙る。シリアスなイベントなんだろうな〜と思っていたら、下から登ってきていたハヤトが何かにからまれたらしく

「志村後ろーーー」

という挑発マクロがPT会話で流れる中、第二PTの感動のイベントは終了した。

そして、後編へ・・・・・(長いなヽ(´Д `;)ノ




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