第九十四話:全ての重い山に登れ・・・

レベルが55に近づいてきたある日のこと、LSで言われた。「限界2行かないの〜?」

あ、そうだった・・。そんなものあったな、そういえば。でも、どのくらいの戦力で行けるものなのか、全く分からない。LSで聞いてみても、今のメンバーはみんな解禁当初に行ったメンバーなので、2アラや3アラで行った、という事だった。

そうこうしているうちに、ある日、Gapuelが「庭で、明日限界2行くって叫んでるよ。一緒に行ったらいけるかも」と教えてくれた。

そして、次の日、LBJの高レベルメンバーに手伝ってもらい、フルアラが完成、ノラで主催している方にTellで同行しませんか?と尋ねると、「是非お願いします!」と快い返事をもらったので、準備が出来次第、ヴァズのテレポイント集合、ということになった。

ヴァズに着いて、その旨を連絡すると、向こうはノラで参加を募ったメンバーなので、経験者が少なく、結構時間がかかっている、との返事をもらった。1つのPTはヴァズのゲートクリスタルを持っていない人がいるので、陸路で進んでいる、との事だった。

陸路PTを待っている間に、LBJの経験者メンバーに、手順を聞いて、そこに集まった人々に告げようとしたところ・・・・・

ぉぃぉぃ・・・・すごい人!!!これだけの人が集まったのか!というほどの、数、向こうは2アラが完成していたらしく、なんと総勢52名の大アライアンスとなったのだった。

Sayで手順を説明するチョロ。返事を返してくれる人。聞いているのだろうけど、その辺の敵を殴り倒してる人。ウレシそうにグルグル回っている人。52名である。そりゃもう、色んな人がいるわけである。

そんな中・・・・
敵を倒したら、何をすればいいのか。
限界2のモンスターは、自分に引き寄せて逃げれなくする技があるので、目的を達成できてもできなくても、一旦モンスターのいる洞窟から撤退しなくてはいけないこと。
等など、説明を声をからして何度も言い続けた。そして陸路PTが到着し、出発することとなった。

3箇所の洞窟をまわる、限界クエ2。先走りすぎると危ないし、遅れすぎても、目的のアイテムが取れない。52名に伝えるために、やむなくShoutで説明をはじめるLBJのメンバー達。

なんとか全員揃ったらしきところで、敵に挑むこととなった。倒した後に発生する???を調べ、3箇所のそれを入手したら、クリアなのに、その???が重くて表示されない、というハプニングが発生。しかも、ほとんどの人が戦闘に参加せず、というより、重すぎて参加できず、その???の前にたたずんでいる。52名もいるのに、真っ赤に染まるTokiwaのHP。あわててケアルしようにも、マクロも満足に動かない。やっと倒して、なんとか???を調べるも、「取れなかったです・・・;;」という人が続出。

「とりあえず、一旦洞窟からでて〜〜〜!!!!」

経験メンバー達がさけぶ。でも「アイテムがとれない」という事態に慌てた人が逃げおくれ、案の定敵にひきよせられてしまい、2回戦突入。

そんなこんなを繰り返しながら、もうフラフラになって、3箇所の???を周り終わった時には、参加者全員もうグッタリ、という感じだった。重過ぎてなにがなにやらわからないし、したい行動も出来ないストレスで、みんな疲れ果てていた。

エリアにいたであろう、無関係の人にもShoutでの数々の説明が聞こえてしまっていただろう、と思い、謝りのShoutを一言叫び、みんな無事目的を達成して、てんやわんやの限界クエ2は終了した。

手伝ってくれたメンバーには本当に感謝!!52名もの参加者を、とても上手に誘導して工程を示していた、LBJのメンバーを今日は本当に誇りにおもった。普段はバカばっかりしているけど、いざとなったらこんなに頼もしいんだな〜〜と、ちょっと感動した。

そんなこんなで、レベルの上限が60になって、今日のチョロ・ログアウト。




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