第七十四話:最後の石碑

チョロ黒魔道士、45歳。狩場がクロウラーの巣になることが増えてきた今日この頃。石碑の報酬である「クロウラーの巣の地図」が欲しくなってきた。石碑は残す所、後1枚。バタリアの石碑だけである。

バタリアの石碑はエルディーム古墳を抜けた所にあり、古墳内部は敵がウジャウジャいるので、またもや、隠れ魔法、スニーク、インビジの出番なのである。

初めのチャレンジは、訳もわからぬまま、Yuuyuと二人で行ってみた。スイッチの存在も知らず、あっさり観念して諦めた。

2回目のチャレンジは、スイッチの場所も少しは把握してきた頃、Bobu、Ars、Hayato、Cancer、Choroの5名で挑んだ。魔道士は、チョロだけ、しかも黒で行ったので、インビジが使えない。ボムを避けていけたらいいな・・というかすかな望みも空しく、途中のボムにからまれ、自爆でBobuは16mふっとび、爆死した・・・。やはりインビジなしでは難しそうだ・・・。となり、その日は解散した。

次の日の昼間、チョロはその時ログインしていたQuinと二人で石碑に挑んだ。Quinは石碑への道のりを熟知しており、さらに、@インビジが一人しかいない事、A昼間なので、人が少なく、古墳内部のスイッチは全て自分で押さなくてはいけない事。を考慮したうえで、少し遠いけれど、ボムのいないスイッチを駆使し、チョロはアッサリ石碑をゲットする事ができた。しかも超楽ちんな帰り道まで教えてもらった。そしてQuinが言った。

Q「これでみんなを引率できるかな?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あまりにもスタスタ簡単に行けたもんだから、マップにポイントをマーカーしていくの、忘れちゃった・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、でもまぁ、うろ覚えでなんとかなるさ・・・・・・・・・といい加減な気持ちでQuinにお礼をいって解散した。その足でセルビナに向かい、無事、巣の地図をゲットした!

その晩、歳を取ってもいつまでもランク3のままのTokiwaをデルクフの塔のミッションに連れていっているとき、LS会話でArsが叫んだ。

A「チョロさ〜ん、バタリアの石碑行きませんか?」
C「あ、チョロ昼間取ったの〜!」
A「なに〜〜〜〜〜!」
C「でも、行きたい人いこ〜、一緒にいくよ!」

あ〜〜言っちゃった・・・言っちゃった・・・道のりうろ覚えなのに言っちゃった・・・。不安なチョロの心中をよそに、続々と参加希望が増えていった・・・やっべ〜〜〜全滅させたらどうないしよ??

集まった人数は6人をゆうに超えて、アライアンスを組んで出かけることとなった。しかし!魔道士がいないのである・・・・。隠れ魔法は自分のPTにしかかけることが出来ない。いちいち抜けてかけにいっていては、危険である。困った・・・・・TT

そこでチョロ、さっきまで一緒にデルクフに出かけていたAoyに救援Tellをする事にした。(Aoyはセルビナに粘土と交換しにいってないので、今回は参加出来ない、と泣いていたメンバーだった)

C「アオイ、白いくつ?」
A「21」
C「戦士は?」
A「42」

おおっ!スニーク使えるやん!!

C「お願い・・・スニーク部隊で一緒にきて・・・・」
A「おっけーーー!!」

こうして、スニークだけは、両方のPTにかけれる人を確保した。インビジは絶対必要なので、チョロは白魔道士で行く事にした。26歳である。

古墳に入ったところで、Cancerさんが、10分ほど用事で落ちなくてはいけなくなってしまった。26歳なチョロと戦士のサポ白なAoyでは10分間スニークを切らさずにかけまくるのは大変である。メンバーの中にはレベルの高い人もいるので、作戦変更することにした。

「カニさん(Cancer)が帰ってくるまでに、その辺のホネ、掃除して!!」
「おけーーーー」

大暴れする一同。一応断っておくと、狩場を荒らしたわけではなく、26歳のチョロや30台のカニさんなど、古墳に入るだけで怖いレベルがいたので、ザコを掃除していたのである。

カニさんが無事帰ってきて、合流し、さぁ、出発!昼間、Quinに教えてもらった道のりでいこうとするものの、どうも様子が違う。人が大勢でスイッチで開くドアがかなり頻繁に開いたり閉まったりしているのである。そこでArsが言った。

A「ドアの前で開けて〜〜ってShoutしたら開けてくれそうですね」

なるほどなるほど、じゃあそうするか・・・と思っていたら、目の前の古墳内部に行けて、さらにドア自動開閉できるスイッチがある場所に入れてしまった。

こりゃ、ちょうどいいや。ということで、全員そこに集まってもらって、チョロだけがインビジとスニークを自分にかけて、一人で次のドアをあけるスイッチへと行く事にした。アッサリ行けて、みんな目的の部屋の前に行く事が出来た。

真ん中の穴に落ちたらもう目前!!みんな落ちた〜〜?というところでカニさんがまさかの別の穴に落ちてしまった・・・。落とし穴の仕組みを説明するのをすっかり忘れてた;;

カニさんだけ、後からもう一回行こう、ということで後のみんなは無事石碑ゲット!!帰りも近道ですぐ帰れて、死人もなく、大成功だった。

カニさんを連れてもう一回サクっと行こう!と思ったところで、ふと思った。

C「Aoyも粘土とっておいでよ。一緒に取っちゃおう」
A「いいよ、時間かかるし・・・」
C「タクシーあるがな!」

というわけで、チョロはAoyと一緒にセルビナへ行って、帰りはデジョンUでAoyを飛ばす事にした。ジュノにいたGapuelにテレポをしてもらう事が出来たので、かなり早くセルビナにつく事が出来た。

セルビナに向かっている最中、なんとカニさんが、闇の王よりこわい、「カニさんの親」のWS「ログアウトアタック」を食らって、落ちる事になってしまったTT仕方ない・・・「カニさんの親」には誰も勝てない・・・「また行こうね!」と約束して、カニさんは去っていった。

セルビナでふとLSリストを見ると、今日デルクフのミッションを終えて、石碑はAoyと同じく粘土を貰いに行ってないから、とさっきの一団に不参加だったTokiwaがジャグナーでソロでいるのを発見した。どうせトラでもいじめているのだろう、と思って、一緒に石碑を取りに行こう、と誘うと、まだ粘土を貰ってない、とのこと。ジャグナーなら近いから、セルビナで待っているから、粘土取りにおいで!帰りは飛ばしてあげるから、というと、「すぐ行きます!」と走り出した様子。

AoyにTokiwa参加を伝えて、ジュノ庭で3人合流。サクっと取に行こうぜ〜〜〜〜〜サクっと・・・・サクっと取れるはずだった・・・・

目的の部屋へのドアが時間が遅くなってしまったせいか、叫んでも開かない。インビジはチョロだけなので、閉まったドアごしにAoyにインビジをかける作戦で、見事成功したかのように思った矢先、たま〜〜〜〜〜に発生する、「予告無しのインビジ切れ」がAoyを襲い、Aoyボムにからまれ、Ka、やホネを引き連れて死亡・・・・近くにいたTokiwa、続いて死亡。逃げ延びたチョロがTokiwaにレイズをかけた瞬間、Tokiwaのまん前にホネがポップする、という信じられない運の悪さで、全滅してしまった。

気を取り直してリベンジ!!今度は閉まっているドアを偶然古墳にいたチョロの友人がアッサリ開けてくれたので、超楽チンに石碑を取る事が出来た。

一応大成功!ということで、時間も遅かったのでそこで解散した。

今日はみんなで目的を達成できて本当に良かった。(カニさんだけまだだけど・・・)ツアーコンダクターになった気分でとっても楽しかった。大満足で今日のチョロ、ログアウト。




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