第六十二話:念願の飛空挺

やっと3つの魔晶石を取ったチョロ。共に石を取ったJokerと一緒に、早速飛空挺に載る事にした。

まずは、ジュノに報告へいった。相変わらずエラそうで感じの悪いジュノのエライ人。こんなやつの為に、あんな悲しい結末を迎えたかと思うと、本当に腹がたつ。おまけにムカつくやつは一人ではなく、やたら生意気なクソガキ・・いや、お子様までいるのである。

まぁまぁ、飛空挺パスさえもらったら、あんなヤツには用事はない。さっさと引き上げて早速乗る事にした。

行き先はバストゥークに決定。目的は、チョロがハマっている栽培に使う植木鉢を買うためである。ドキドキしながら飛空挺乗り場へ。今までつっぱねられていた扉の前の人に、自慢気にパスを提示して、早速中へ・・・・・

う、薄汚い・・・・・

何か、ピッカピカのお金持ちの乗り物をイメージしていたのに、壁には張り紙の跡、コンクリート打ちっぱなしの壁で薄暗くて陰気である。

C「なんかちょっと・・イメージを違うね・・・」
J「うん、薄汚ねぇ〜〜〜」

ちょっと期待はずれな気分で飛空挺を待つこと数分。それはやってきた。青くて大きくてとってもカッコいい!見た事はあったけど、こんなに近くで見るのは初めてである。

すぐに乗り込んで、初めて丸出しであちこち見て回る二人。でも、見れる所はたいしてなかった。待合室の様な部屋は壁が金色で、飛空挺の中もピッカピカだった。

「こういうの期待してたんだよ〜〜」

喜んでいると、とうとう飛び立った。飛び立つと、操縦室と甲板に上がる事が出来る。一目散に甲板にあがると・・・・

わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

すっごい眺めである。眼下には雲海。ロランベリーらしき大地も見下ろせる。感動しまくってはしゃいでいるうちに、あっという間にバスに着いてしまった。

「早いね〜〜〜。これで200円!」
「もうチョコボ乗れないよ〜〜」

等と会話しながら、バスで買い物をしていると、LS会話から、Bibbyの声が。どうやら魔晶石を揃えて、ミッションをクリアしたらしい。でも、ひとりぼっちなので、初飛行が一人になりそうだ、というのだ。

あれを一人で体験するのは寂しすぎ!!買い物が終ったチョロは。すぐにデジョンでジュノへ戻り、Bibbyと一緒に今度はウィンへ行く事にした。ちょっとはりきりすぎ、である。

Bibbyも初飛行にかなり感動していた。Jokerとの初飛行は夜だったのだけれど、Bibbyと乗った時は昼間だったので、景色も段違いにキレイだった。

ウィンに着いたチョロは、せっかくなのでウィンの植木鉢をもう一個かって、またデジョンでジュノに戻って、最後に故郷であるサンドリアへ帰ることにした。ジュノでばったり再会したJokerと一緒に乗ることにした。

飛空挺に大満足し、自宅の植木鉢に種を植えまくって、今日のチョロ、ログアウト。




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