第五十八話:ナイトクエ3大作戦

ナイトになれるようになるクエスト、騎士登用試験。ダボイの奥地にアイテムを取りに行くクエストで、クエストを受けれるようになる、レベル30くらいでは、必ず死ななくては戻ってこれないクエスト、といわれていた。

サンドリア出身、タルタル、Koara白魔道士。レベル38にもなろうとしているのに、未だにこのクエストをクリアしていないらしい。そして相変わらず、ソロで行っては死んでいるらしい・・・・。

ところがある日、チョロはポロから、「テレポを使える白とデジョンを使える黒がいたら、死なずに帰ってこれるよ」という作戦を聞いた。そして、それをKoaraに伝えて、一緒にいくことにした。

その作戦とは・・・・・・・

このクエストがなぜ死ななくてはならないか、それは、行く途中で、橋の上にいる、レベル50でも恐ろしい強さのオークにからまれるから、らしい。でも、そのオークは、橋の上から下を通る冒険者をターゲットして、迂回してくるので、冒険者にたどり着くまでには、結構時間がかかる。そのターゲットを一身に受けてPTを離脱し、デジョンできる黒魔道士、そして、目的地でアイテムを取ったあと、陸路を使わずに移動できるテレポ、この二つが揃った時、人は死なずに騎士になれる・・・・という伝説なのだ(?)

当日、ダボイ前に集合した。ダボイでコケを取るクエストについて、調べたい、というBibbyも一緒にきてくれた。

いざ出発、とダボイに入った所で、Koaraが言った。

K「質問。クエ受けて、ここにきたらいいんだよね?」

まさか・・まさか・・・・まだこの失敗をしている人がいるとは・・・・騎士登用試験は、クエをうけてから、サンドリアの2つの見張り台を周らなくてはいけないのだ。当初はこれに気付かずにダボイへいって、泣きを見る人が大勢いたけど、(Poroもその中のひとり・・・)これはもう有名な話になっていたので、まさか、と油断していた。

でも、到着前に気付けてよかった!という事で、一同は一旦サンドリアへ。Koaraが見張り台を周っている間に、LSメンバーであるDxioにバッタリ出会い、彼も、騎士登用試験がまだ、ということで、一緒に行くことになった。

最初の待ち合わせ時間から2時間遅れでやっとダボイ到着。さぁ、エリア移動、という所で、恐るべき事態が発生した。

チョロの名前の横に、赤い玉がついた・・・・・・・・・

これは落ちる前のお知らせである。%表示の数字が減っていって落ちる時は、結構すぐに復活できるのだけど、このRの数字が0になって落ちる時は最低2時間半は復帰できない。

やっと今からだったのに・・・・・せっかくの大作戦だったのに・・・・・・・・・・・・・・・・・

チョロは心底がっかりして、電話番号をしっている、Neonに電話し、復帰できない事をLSで伝えてもらった。何度もログインにチャレンジしたけれど、無限のフレンドリストエラーは2時間半、きっちり続いた。そして復帰したときには、KoaraとDxioの姿はもうなかった。まだ残っていたBibbyから、「二人共ナイトクエクリアしたよ」、と聞いてちょっと安心したけれど、「全滅したけど・・・w」と聞いて、やっぱり落ち込んだ。

最近調子よかったのに、ここ1週間ほど、毎日同じ症状で落ちている。ノラPTを組んでいるときなどは、連絡方法もなく、本当に後味が悪い。自分のせいではないけれど、やっぱり迷惑をかけていることに間違いないのだし・・・。これが、続くと、誰かと一緒に遊ぶのが本当に怖くなってしまう。

PCのインターネットは問題ないけれど、FFに関しては問題だらけのプロバイダー、USEN!!はやくIPアドレス変えてくれ!!!と怒り心頭で、今日のチョロ、ログアウト。




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