第五十一話:宝箱捜索隊:シャクラミ編

宝箱に興味を持っているチョロ。でも一人ではいけないし、死ぬだろうから迂闊に人を誘えない・・・。う〜〜ん、と悩んで、冒険大好きNaruにシャクラミ宝箱捜索隊の結成依頼を出してみた。

Naruはあっという間に5人のメンバーを集め、晴れてシャクラミへ向かう事となった。
シャクラミ・・・・、恐ろしいポップ体験をした、あのシャクラミである。5人のメンバーを見てみると、なんと白魔道士不在・・・・。大丈夫なの?とNaruに聞くと「MPたっぷりのタルがいるからいけるでしょーー」との事。それ・・・・チョロの事じゃん・・・・。チョロ、レイズ使えないよ〜〜!と訴えると、「レイズって・・・・戦士のおいら達が死んで、白が生き残るなんてありえないでしょ?」と返事が返ってきた。そういわれてみると、そうだな・・・・。前の探索と違って、そこにいなくてはいけない、という目的地があるわけじゃないから、リンクさえしなかったら、レイズが必須じゃないのか・・・なるほど。と感心した。まぁ、そういえるのも、絶対リンクさせるようなヘマはしない!というNaruっちの自信からくる発言だろうけど、実際彼はとてもプレイヤースキルが高いので納得、である。

いざシャクラミに入ってみると、宝箱探しもいいけれど、ワイトがたくさんいるので、経験値もかなり美味しいことが判明した。

シャクラミのカギは誰が持っているんだろう・・・わからないので片っ端から倒していたら、ワイトが「ぼろぼろのカギ」なるアイテムを落とした。「やった〜〜〜!カギゲット〜〜!」喜こんで歓声をあげて、進んで行くと、ワイトはどんどんカギを落として、5個のカギが集まった。

後は宝箱を探すだけ!と意気込んでたどり着いた広間に身分をアノンにした、レベル50らしき人が何人か、何かを待っている様子で佇んでいた。

「ここにでるのかな?レベル50の人が何かを待ってるね」Naruっちが言った。そうとなれば、聞くのが早い!チョロはその中の一人に近づいて、聞いてみた。

C「ここには何かが出るのですか?私達、宝箱を探しているのです」
50「えっと、ここにはリーチキングというNMがでます。宝箱もでるらしいですね」
C「おおーそうなんですか!そのリーチキングは何か落とすんですか?」
50「血玉のピアス、というアイテムを落とします。それと、ここの宝箱はさっき、すでに誰かが開けていましたよ。ランダムポップらしいので、ここにはしばらくでないかもしれませんね」
C「そうなんですか〜。ところで宝箱のカギはボロボロのカギですよね?」

とここまで進んだ所で、大量のフグ達がそのレベル50の人に向かってきて(一つを挑発して、全部をリンクさせた模様)話が途切れてしまった。戦いが終るのを待って、お礼をいって、先に進むことにした。

しばらく進んでいると、今まで襲ってこなかったイモムシがいきなり襲い掛かってきた。驚いて始末してからヒーリングしていると、さっきのレベル50の人からTellがきた。

「言い忘れましたが宝箱のカギは〜〜というイモムシが落としますよ。頑張ってくださいね」

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ちょっと・・・・・・・・・さっきまでの大喜び、どうする?なかったことにできる??

勘違いで大喜びしていた一行はいきなりテンションダウンした。ってゆうか、その〜〜ってイモムシって、今襲ってきたやつやんか〜〜〜!!なるほど、よく考えたら、そんな重要アイテムなのに、簡単に出すぎたような気もするよね・・・・。

ガックリ来た一行は次の広間でまさかのコウモリリンク。Naruっちとは違う方向に数人がいってしまい、Naruっち以外が死亡・・・。お願い!逃げて〜〜とみんなが叫ぶ中、なんとかNaruがブブリムに逃げ切った。

時間もかなり経過していたのもあり、また次回、という事で、シャクラミ捜索隊、解散。

宝箱への期待が一層膨らんだまま、今日のチョロ、ログアウト。




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