第四十四話:シャクラミ探検隊:メリファト編

ジュノでウロウロしていると、LSに久しぶりにBatiがやってきた。レベルあげにはちょっと飽きているチョロ・・・Batiなら無益な冒険にも付き合ってくれるだろう・・・と思ったチョロは、Batiを誘ってみた。

C「ねぇねぇ、ヒマ?」
B「お、あのさ・・・・」

お互いになにかあるようである。聞いてみると、Batiはメリファトのトカゲがおとす、「双子石のピアス」が欲しいらしい。でも確かBatiは以前それをゲットしていたはず。そのピアスはクエストアイテムで一個あればクリアのはずなのに・・・と思って聞いてみると、「一個装備してる^^」と言い出した。う〜〜〜ん、あれは確か、装備してもあまり意味が無いはず・・・。そういうチョロもPoroからそのピアスを貰った時、すぐに自慢げに装備していて、「クエアイテムだよ・・・」とPoroに指摘された経験があるから、Batiの気持ちもよく分る・・・LS会話でやんわりとその事を告げると、能天気なBatiは「いいの、満足感♪」と意味の分からない事をいっていた・・・。

双子石のピアスの話をLSでしていると、それを聞いていたKoaraが「自分も欲しい」と言ったので、3人で取りに行く事にした。そして、チョロの目的は・・というと、行った事のない場所へ探検に出かけたい、という事。そして、行き先は、行った事のない上に、クエストのアイテムがゲットできるとPoroから聞いていた、「シャクラミ地下迷宮」なのだ。

Koaraにもその話をしてみると、「元気だったらね」という返事だった。PT組んでしまえばこっちのもの。ムリヤリ連れていってやろう、と心の中で思いながらニヤリとほくそえんだ。Poroに聞くと、シャクラミはタロンギの入り口から入れば、Koara,Bati、Choroの3人で十分いける、とのこと。Koaraが数分前に「ストンスキン」という防御魔法を覚えたし、Koaraに盾になってもらおう、と話していたら本人は悲痛な声をあげていた。確かに白,白,黒、の3人で未知の迷宮に挑むのは心もとないので、戦士さんを探そう、という事になって、ふと前を見ると、以前PTを組んでフレンド交換をした、Kentaroさんが立っていた。しかも参加希望マークをだして・・・・・カモみっけ♪

久しぶり〜と挨拶をし、ヒマであることを確認して、自分達がこれから行こうとしている所が、楽しそうだ!という事を全力でアピールしてみた。最初は、彼も行った事が無い場所らしく、不安そうにしていたけど、Kentaroさん自身も、そのクエストを受けていないということなので、参加してくれる事になった。さらにそこに偶然たっていたKentaroさんの友達らしい、Gamixさんも一緒に行く事になった。

さぁ!行こうか、という時に、LS会話でArlimanさんが、「俺も行きたい・・」と声をかけてきた。もちろんOKなのだけど、なんとArlimanさんはレベルが34。チョロは探検なので、あまりレベル差はどうでもいいけど、普通の人なら気になるだろう、と思いKentaroさんに聞いてみると、「レベルがあまり離れているのはキツいですね」とのこと。そしてそれは当たり前の意見である。

ただ、最初の目的の「双子石のピアス」はエリアがメリファト。元々敵は弱くてたぶん、相手にならないばかりのはず。なので、ピアスを取る間は一緒に組んでシャクラミに行ったら、Arlimanさんはソロになり、経験値だけは、確保しながら、一緒に進もう、という事になった。これなら、みんな一緒に行動できるし、Arlimanさんもその方が経験値、アイテム共に得なはず。それを伝えると、Arlimanさんは快く承諾してくれて、一同はまずメリファトに向かう事にした。

メリファトでBatiと合流して、早速各自でトカゲを探して狩る事に。相手にならない、または楽、しかでないので、PTではあるけど、バラバラで行動する事にした。

と、その時Kentaroさんの悲痛な声が・・・「うわ。邪視くらった・・・・」

邪視とは石化のアビリティで、これをくらうと一方的に殴られる。いくら相手にならなくても危険。急いでマップで確認し、駆けつけて回復。なんとか間に合った。しかし、これはKentaroさんが戦士でHPが高いから助かったようなもの。魔道士組だったら絶望である。余裕だと思っていたトカゲにこんなアビリティがあったとは・・・・二人一組になろうか・・・と話をしていると、Batiの声が・・・・

「あ、邪視った・・・・」

Bati=白魔同士・・・みるみるHPが赤く染まって行く。うきゃ〜〜今行くじょ〜!慌てて場所を確認して、Batiを発見!!!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ま に あ わ ず・・・・・

油断大敵とはこのことである。余裕プ〜だと思っていたエリアでまさかの死者。Koaraのレイズで生き返ったものの、その後は全員気を引き締めて(たかな?)二人一組でトカゲを狩り、なんとか持ってない人の数だけ双子石のピアスをゲットする事ができた。

ちょっと時間がかかったけど、なんとか第一目的クリア!そして、とんでもない大惨事が待ち受けているとも知らずに一同はシャクラミへと向かったのだった。

探検隊:シャクラミ大惨事編に続く・・・




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