第三十二話:釣りバカ日誌1

メンテがある度に、黒魔道士はドンドン弱くなって行く・・・。とうとう足手まといにまで降格した黒魔道士チョロは、ジュノで軽く職業差別を受けて、ヘコんでいた。そこで思い出したのが、この前、Kagが言っていた、「最低、タル式の竿、エサはミノーがあれば、スキル1でもクリスタルバス釣れるらしいよ」という言葉だった。

クリスタルバスとは、サンドリアのミッションで使うお魚で、市場価格が5000Gくらいする、というかなり高価な代物だった。ヘコんでいて、一刻も早くジュノを去りたかったチョロは、早速チョコボでウィンダスの漁師ギルドへ向かった。

有り金をはたいて、タルタル式釣竿と、ミノーを購入。・・・・む・・このお金でクリスタルバス、買える・・・・イヤな事に気付いてしまったけれど、もしこれで本当に釣れたら、竿は手元に残るわけだし、まぁいっか、と開き直った。

いくらなんでも全くの白紙からいきなり行っても・・・と思って、元々持っていた、イチイとバンブーの釣竿で、漁師ギルドの目の前で釣りをする事にした。イヤな事を忘れるのは釣りが一番である。ボケ〜っと釣りをしていたら、バストアサーディンがじゃんじゃか釣れる。スキルも順調に上がってくれた。バストアサーディンを3匹くらい釣った所で、ちょっと飽きてきたので、合成に手を出す事にした。何をするかというと、お料理である。作ってすぐ食べれる、というところがチョロは気にいって、合成→釣りの無限ループを楽しんでいた。

その後、いざジャグナー、クリスタルバスの湖へ!LS会話でスキル1でクリスタルバスを釣りに出かける事を意気揚揚と告げ、ちょっと失笑されながらも、チョロの戦いは始まった。

開始20分・・・ヒットはあるものの、なんにも釣れないチョロ。やっぱりだめか、と思ったその時、

何かがかかったようだ!
Choroはクリスタルバスを手に入れた!

う、う、うわぁぁぁぁぁぁ!釣れた〜〜〜〜〜!正直ビックリして、LS会話で叫んだら、みんな喜んでくれた。調子に乗ったチョロはさらに釣り糸をたらしてみた。5分後、またもや、クリスタルバスが!!!なんと2匹も!!このまま釣り続けたら、みんなに配れるし、しかもバザーで儲けれる!ニヤリとしたチョロはその後も頑張ってみたけれど、その後の竿ははウンともスンとも言わなかった。

しかし、釣れた事は釣れた。とってもウレシイ!!

良い事は続く物で、その後、KoaraがLBJに友達を一人紹介してくれる、という。メンバーが誰かを紹介してくれる・・・う〜ん・・・いい響き、そして良い感じ!早速パールを渡しにジュノへ出向き、仲間になってもらった。チョロと髪の色が違うだけのそっくりさんの、Bibbyさん。LS会話で、まだ知らない人が話すと、すぐ自己紹介をしてくれる、とっても礼儀正しい人だった。並んで写真を撮って、サヨナラした。

すっかり良い気分で、今日のチョロ、ログアウト。




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