第三十三話:釣りバカ日誌2

コンクエスト1位ダントツのサンドリア。ところが、あまりにもダントツなので、ウィンダスとバストゥークの同盟キャンペーンなるものが発生していた。そのせいかどうかは知らないけれど、ジャグナー、バタリアがあるノルバレン地方、セルビナがあるザルクヘイム地方、そして、クフィムがバスに乗っ取られようとしていた。ザルクヘイムはまだ少し余裕があるけれど、クフィムはもう完全に手の施しようがなく、時間の問題の状態。最後のノルバレン地方だけが、その差1ミリ、という「頑張ればいけそう!」という状態だった。

サンドリア国民は立ち上がった!Menmen,Joker,Bati,Mikael、Aoy,Choroの5人である。(少な・・・・・)Aoyはすでに別のPTを組んで、ダボイで戦闘を開始していた。チョロ達も、ジャグナー、バタリア、を転々としながら、コツコツ戦っていた。そして、Bati が日常生活に支障をきたす為、ログアウト、チョロ・・・・強制落ち(TT)と、あまり貢献出来ていないまま、刻々と時間だけが過ぎて行った。

チョロの今日の強制落ちは、なんと死んだ状態での強制落ちだった。ログインすると、いきなり死んでいる時の音楽・・・・。Tellだけは出来る為、Joker,Menmenに復活を知らせると、すぐ来てくれた。でも、レイズができるMikaelの姿が見当らない。あれれ?と思っているとさっきまで、となりのPTで戦っていた白魔道士さんが、「大丈夫ですか?」とやってきて、なんとレイズをかけてくれた。

ありがとうございます!!と深々とお礼を言って、ちょっとサーチしてみると、なんとその人はバス人だった。・・・・・・う〜ん、領地奪回に燃えているチョロを助けてくれたのはバスのやさしい白魔道士さん・・・。複雑な気分だった。でもチョロだって、普段は国籍なんて全く気にしていない。コンクエストを楽しむのも、また一つの楽しみ方だ!と自分に言い訳して、再度、サンドリア頑張るぞ同盟は復活した。

朝になってJokerと二人でダボイで狩っていたチョロはJokerが落ちた後、釣り師としての欲求がフツフツと沸いてきた。今日、Bati にも、「チョロが釣ってあげるから!」と張り切りまくったし、バッタリ会った「Gold Rush」のArlimanさんにも、「釣れたらあげます」と張り切りまくったので、絶対クリスタルバスをもう一度釣りたかった。

ダボイの前のオークに苦戦しながらも、みんなに助けられて、なんとか脱出し、やっと湖に到着。さぁ!釣るぞ〜〜!!

2時間経過・・・釣れない・・しかも気配も無い。ヒットさえなく、「え?ヤナギの釣竿?」と疑ってしまうような、ボウズっぷり。この前はあんなにすぐに釣れたのに!なんで??ムキになったチョロは周りにボギーが出ているのもおかまいなしで釣りまくっていた。

ちょっと気分転換でもするか・・・と我が家の犬たちにゴハンをあげて、ふと画面をみると

何かかかったようだ!▽

!!やっとヒット!初ヒット!でも、逃げられるんだろうなぁ・・・と思いながら、でも期待してボタンを押すと、な、な、なんと〜〜!

見事にクリスタスバスを釣り上げたが、これ以上持てないのでリリースした。

・・・・・・・・・・・・・・!!!!???(TT)    いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!何?何が起こったの???アイテム?イッパイ????・・・・・・・・30個持ってた・・・・・・・。

30個持っていたら、釣った魚をリリースします。みなさん、気をつけてくださいね・・・。そんな事、気がつかなかったよぅ〜〜〜。うわぁぁぁぁぁん・・・。何で、クリスタルバスをリリースするのさ。何か捨てますか?とか選ばせてよ!勝手にリリースしないでよぅ〜〜。

いくら叫んでも誰も答えることなく、チョロの叫びは空しく森林に響き渡った・・・。

完全に脱力して、今日のチョロ、ログアウト。




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