第九話:修行の日々

毎日、毎日ボクラはボギーの・・・♪・・・・
ボギーは恐ろしい。そして、PTがボギーの恐ろしさをイマイチ分っていないイケイケPTだと、黒魔道士のチョロは真っ先に死んでしまう。どんどん下がって行くレベルに怯えながら何匹ものボギーを倒し、十数枚の衣を見てきたが、いまだ、チョロの手元には衣はない・・・。なんというロット運のなさ!!そして、一緒に始めたBati とMenmen(もう呼び捨て・・・) も、同じようにロット運がなかった・・・!お互いを慰めあいながら、数日が過ぎた時、チョロのレベルはとうとうマウラに来た時よりも2つも下がってしまった。これでは、いくら黒魔法が強いといっても、HPの少なさでみんなに迷惑がかかってしまう。

チョロは修行に出ることにした。レベル13で覚えるファイアを習得するまで、もうマウラには来ない!と心に決めて、タロンギへ旅立った。タロンギで白いカブのような敵と、タマネギ星人、ウサギをぶった切る事数日、とうとうチョロはレベル13になった!いや、これで安心できない。これでマウラにいったって、すぐレベル12に下がってしまう。ちょっと死んだくらいではレベルが下がらないくらいにしておかないと・・・。そう思って振り向くと、キリンが立っていた。

調べると「強い」表示。はぁ、まだコイツは倒せないか・・・。ん・・・どうかな?ファイアってどのくらい強いのかな?ちょっとやってみっかな?   欲がクビをもたげて、キリンに挑戦。途中でバインドが切れて、あせって慌ててアッサリ死亡。でもまてよ。バインドを落ち着いて掛け直したらいけるのでは?懲りずにもう一度チャレンジ。すると・・・勝てた!強い、に!140ポイントの経験値!オイスィ〜〜〜!!

そんなこんなでキリンをぶった切っているうちにBati からサポジョブとれた!との報告が・・・。今は頑張ってサポにつける魔道士を育てているらしい。チョロもいかないと!レベルがさらにあがったチョロは颯爽とマウラにむかって走っていった。

マウラにつくと、なんだか様子が変わっていた。前まではレベル10〜15くらいの人々がアラを組んでボギーの呼びかけをしていたのに、今ではもう少しレベル平均が高いPTで6人くらいで倒している様子。これならロットが弱くても6番目には手に入る!喜んでPTに入れてもらって、ボギーに挑んだ。

倒せた!6人で!でも衣が出ない・・・出ない・・・出ない・・・出た!ロット負け・・・・(TT)
チョロ、悲しくなってきた。でも、6人で倒せるのだから、きっと衣が手に入る日も近いはず!そう信じて今日のチョロ、ログアウト。




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