第八話:そしてマウラへ

クエストにも飽きてきたし、サポジョブの情報も全然聞こえてこないし、レベルあげでもすっかな〜と、サルタバルタをウロついていたら、Bati からTell がきた。
B「サポジョブとれるよ〜!マウラでクエスト受けるんだって!今なにしてる?」
C「今、一人でウロウロしてた〜」
B「んじゃ、一緒にやろうよ!マウラにおいで!」
C「う、うん。マウラって・・・どこ?」
B「地図みて・・・。で、マウラの前のエリア、敵強いから気をつけて!」

という訳で、サルタバルタからタンロギを経てブブリムを疾走しマウラへ行く事になった。タンロギに入った所でもう一回地図を見て、確認していると、長身のカップルがそこで雑談をしていた。
C「マウラってここから行くのであってますよね?」
と、聞いてみると、
「合ってるけど・・・・一人で行くの??」
と、聞かれてしまった。なんでも最終エリアのブブリムはそうとう危ない場所らしい。そして、微妙にビビっていると、なんとそのお二人は、マウラまで護衛してくれるという。なんて優しい人達なんでしょう!お名前はBabu さんとChico さん。ありがとう!!

後少しでレベルがあがるんです。というチョロの訴えまで聞いてくれて、途中のタンロギでサクっとキリンを倒してくれて、レベルアップ。そのまま、ブブリムに突入した。そこでBati からTell。
B「どお?これそう?」
C「うん!護衛をしてくれる人に会ったから!」
B「おお!それはよかった!待ってるよ〜〜!」
急がなきゃ!とブブリムを疾走していると、いるいわいるわ・・・ゴブゴブゴブ・・・。よく絡まれないもんだな・・・と感心していたら、世の中そんなに甘くない!Babu さんが絡まれてしまった。
「からまれた!バインドお願い!チョロさん」とBabu さん。
「いや、走れば逃げれる!」とChico さん。
ど、どうすれば?!マゴマゴするチョロ・・・・。とりあえずバインドだ!!  カチカチカチカチ・・・・魔法効果はレジストされた・・・・そしてチョロ死亡・・・・(;;
次の瞬間には呆然とウィンのHP前に立っていた。Babu さんとChico さんに、ごめんゴメン、と謝られてしまった。そんな!二人は全然悪くない!チョロが失敗しただけです・・・はい(;;

とりあえず、Bati にTell。
C「ごめん、しんでもた・・・」
B「え?!護衛は??」
C「いや・・・ゴブにからまれて・・・ごめん(TT)先にやってていいよ・・・」
B「いや、チョロが一番の期待の戦力なんだよ」
C「え?!私レベル低いよ?!」
B「うん。でも魔法しか効かない敵なの・・・」
C「ひえ・・・。じゃあ、急いでいくよ・・・。ごめんね」
B「がんばれ!8人がキミを待っている!!」

あせるチョロ。短い足・・・。あせりながら、もう一度護衛してくれている二人と合流して、いざマウラへ。今度は何とかたどり着くことが出来た。待っていてくれた仲間も、二人に口々にお礼をいってくれた。こういう所がネットプレイの楽しい所!二人にはあつくお礼を述べて、サヨナラした。

マウラはすごい人の数。その中に、昔、オークの巣の時に一緒にやってくれた(第四話参照)Menmenさんを発見!あの時の感動がよみがえり、思わず手を振ってみた。Menmenさんも、チョロを覚えてくれていた。ウレシイ!・・・と、感動している場合じゃない。はやくBati と待ってくれていたその仲間達のPTに入らないと・・・と思ったら、Bati からPTの誘いがきた。入ってみると、仲間の名前の欄に、Menmen の文字が・・・・!すごい偶然。待ってくれていた仲間の内の一人がMenmenさんだったなんて!もう一度再会を喜び合って、いざ、サポジョブのクエストへ!

サポジョブのクエストとは、お婆さんの言うアイテムを持っていくとクリアらしい。そのアイテムは3つあって、最後の「血染めの衣」を落とす、ボギーという敵が、おっそろしく強いらしいのだ。普通のPTでは倒せないらしく、あれよあれよという間に18人のフルアライアンスに・・・。初めてのアライアンス体験が、フルとは!驚きながらボギーを狩りに行って、魔法攻撃部隊と、物理攻撃部隊の2層構造で、なんとかボギーを倒す事に成功。ところが、ボギーが落とす衣は1枚。それも毎回落とす訳ではない。1枚の衣に、18人がロットイン。う〜ん、クジ運がでるなぁ・・・。

Choroは血染めの衣にロットインした。ポイントは2

オイオイ・・・。2って・・・。ある意味貰える数字じゃない?これは大変な作業になりそうだ・・・。と予感しながら、時間がたち、PTは解散。

明日からのクジ運に不安を感じながら、今日のチョロ、ログアウト。




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