第百二十四話:あがれあがれ!武器スキル

少し前、シーフのサポにつけるジョブが忍者しかないというあまりのバリエーションのなさにイヤになったチョロは、戦士をもう少し育てる事にした。モンクも育てたいけれど、モンクはまだ13歳で、戦士は28まであげてあったので、戦士をとりあえず使えるようにしよう、と思ったのだった。

チョロが戦士を28にしたのは、今から丁度1年ちょっと前のPC版発売の時だった。PoroがPorojrになった時、Porojrと一緒に1歳からシーフを育て、そしてPorojrのメインジョブとなった吟遊を育てる時に、一緒に戦士を育てたのだ。なにが言いたいかというと、非常に久しぶりに戦士に着手したのだ。

倉庫から戦士グッズを持ってきて、足りない物を少し買い足し、さてPTでも集めるか、とサーチをして、チョロは愕然とした。同レベル帯の戦士達のサチコメに、である。

武器:全て使えます。
武器:両手・片手剣、斧、鎌等色々使えます。



ェー・・・チョロが戦士をやっていたとき、戦士ってPTで殴られる役のジョブだった。ナイトというジョブの役割もあんまり確立されていなく、戦士はレタスを撃って挑発をして殴られる、そんな役だった。チョロはレタスに憧れて、はじめて覚えて使った時は感動したものである。戦士といえばレタス、もしくはコンボ。連携といえば核熱でドカーン、と相場が決まっていたのである。

黒→白→シーフ→戦士、と手を出したチョロは、短剣、格闘、片手剣のスキルが既にあがっていた。だから、戦士と武器スキルの関係なんて、全然知らなかったのである。

そして今、時代は変わっていた。PTの盾となるのは、主にナイトの役目。いないときはもちろん盾をするけれど。そしてなにより変貌をとげていたのが、連携だった。核熱ドカーンとしていればよかったあの頃とは違い、敵の弱点に合わせて連携を決める時代。そして限られた武器しか使えない他のジョブのWS同士を弱点連携にするために、様々な武器を使いこなし、自在に属性を繰り出す、これこそが今の戦士の醍醐味!なのであーーる!(と、勝手に思った)

そこでチョロは戦士の先輩Aoyに相談した。今使えるのは、片手剣、格闘、短剣(いらねぇ・・・)そして、いつの間にあげていたのかわからない片手斧が、どうにかキャップー5くらいで使えそうな雰囲気だった。Aoy曰く「両手剣か槍はあったほうがいい、貫通が出せないから」との事だった。両手剣は、チョロの中で「覚悟をきめろ!シックルムーン!」なTokiwaのイメージしかないので、槍にしよう・・・・と思った。使える武器で、連携提案したらいいし、そんなに必死になることないよ、と言ってくれる人もいたけど、チョロはもともと前衛としてハンデを背負っている種族。そのチョロとPTを組んでくれるPTメンバーに「やっぱりタルは・・・」と思われたくない!と、ムキになっている部分も確実にあり、装備や武器、そしてスキルを出来るだけそろえておきたかったのである。

そして、チョロはまったく知らなかったが、戦士が一番得意とする武器は斧らしい。高レベルの偏ったWSの強さや、前回のパッチ前の、「戦士はシルブレでキコリばかり」とかいう問題は、この際ちょっと横へ置いといて、得意ならあげておいて損はない、ということで、チョロは槍と今をときめく両手斧(結局シルブレをPTで使う前にシルブレは弱体されてしまったけど・・・)のスキルをあげてから戦士のレベルあげをはじめることに決めた。

そして、まだ使えないものの、ヒマを見つけてはスキルをあげる日々が続いたそんなある日だった・・・。

○○>>はじめまして!こちら28〜29のPTですが一緒にレベルあげいきませんか?

ななななななんあなっ!!!!今日もスキルあげしよう、と戦士に着替えていたら、なんとタル戦士チョロにお誘いの声がっ!!!!まだ槍と斧は準備中だけど、それでもいいのなら行きたい!!でも、まだ、レベルあげに行く予定ではなかったので、スキルの足りてる武器に関しては、今のレベルに見合ったものを揃えてない。しかーし!片手剣と格闘はちょうどいいのを持っていた。そしてPTからOKをもらったチョロはLSに慌てて救助を求めた。

C「誘われたぁぁぁぁ!だだだれか、片手斧貸してぇぇぇ!」

するとKagが「バトルアクスならあるよ」と答えてくれた。早速競売チェキ。バトルアクス。う〜む、ちょっとレベルがすぎてしまってるな・・・その次のってどれだろう。タイガーハンター、ふむふむ、いくらだ・・・2万?!高いな・・・・バトルアクスでいいか・・・・と思ったその時、PTメンバーの一人から、こんな発言が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「Choroさんって・・・もしかして漂流記のChoroさんですか?」

えっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「いつも拝見してます^^楽しいHPですね〜!」

何と・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんなところに、このHPの読者が・・・・いつも見てくれてるそんな人の前で、カッコ悪い事したくない!!!見栄はっていくでーーーーー!!!LSにHPを見てくれている人がいる事を早速報告し、そして見栄張っていくことを伝え、全員に救助を求めた。

バトルアクス購入のボタンを押しかけていたチョロは、見栄の勢いで、タイガーハンターを即購入。そしてPTはヨアトルで狩りを予定している、という事で、飛空挺に乗り込んだ。

前衛メンバーは、戦士(チョロ)戦士(HPを見てくれている人)侍(誘ってくれたリーダーさん)だった。連携の話になってチョロは焦った。LS救助隊に即カンニングである。

C「侍、戦士、戦士やってば!連携の話になってるって!」

チョロがLS会話で焦っている間に、リーダーの侍さんが「壱>レタ>レイジですかね」と連携を提案していた。即LSカンニングである。

C「レイジってなによ・・・・っ!!」
「レイジングアクスやろ・・・まさに片手斧やんか」
「えらい楽しそうやな」
「必死ですね・・・w」
「つーか、ありのまま見せとけって!」

応援と罵声が飛び交う中、連携は決定し、チョロはせっかく購入したし、使いたかったので、お願いして、片手斧のレイジングアクスを担当させてもらう事となった。サポはモンクは割れまくり、シーフは30前だと意味がない、とのことで、忍者をつけて少ないHPをなるべく減らさない作戦で行く事にした。

もう一人の戦士さんもサポ忍で、ふたりで空蝉がなくなったら挑発をし合ってお互いかけ直す、という具合に盾役は進んでいった。狩場は日米交流地帯となっており、英語のシャウトや、狩場で希望を出しているソロの人がからまれたトレインでごったがえしていた。ややこしい狩場ではあったけど、それでもマンドラは最高に美味しく、誰かが連れてきたトレインのゴブも、まだちょっと強めだけど、頑張って倒したりしながら、非常に楽しいPTがプレイできた。後衛は白、白、召喚、という組み合わせで回復に長けているので、召喚士さんがアイスパの履行とブリンクの履行を交互にかけてくれたりして、パリパリできて面白かった。ピンチになったときに、マイティストライクとか使ってみたりした。

戦士・・・・・イイ!新鮮で楽しい!今回はマンドラで核熱だったけど、いつか他の連携をする日が来たときに、自信を持って属性を出せるように、槍のスキルあげと、得意な斧のスキルをあげておきたい!と今までよりもっと思うようになった。

29歳になったチョロに、丁度、の敵相手にしかあがらなくなった槍のスキルを青くする作業は非常にキツかったけど、バタリアで鳥に何度も殺されながら、そして誰もいない古墳切り替えでひっそり逃げたりしながら、なんとか槍が使えるようになった。そして、バタリアでトラの牙を集めていたBaphometをとっ捕まえ、PTを組んでもらって、一緒にトラを殴らせてもらい、両手斧もなんとか使えるようになった。そして、最初は「ナメられたくない。サポあげだから、って手抜いてると思われたくない」と意地になっていた部分もあったスキルあげだけど、だんだん、スキルがあがっていくのが楽しくなってきた。地味に栽培の種なんかがゲッツ出来るのもウレシかった・・・。この際だから、両手剣と鎌にも手を出してやろうか、と思ってしまうくらい、スキルあげが大好きになった。(そんな事言ってられるのは、レベルの低い今だけかな・・?)

明日からは、戦士・チョロ、始動である。もちろんメインは黒魔道士であり、黒が大好きだけれど、戦士も思いっきり楽しんでやりたいな、と思っている。マイティストライクをマクロにした時になんか言葉を付けたいのに、どうしても思いつかないまま、今日のチョロ・ログアウト。




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