第百十九話:貧乏ヒマなし

自分へのプレッシャーに耐え切れずイレースを買ってしまったチョロは貧乏で、将来の魔法代にビクビクする毎日を送っていた。お金儲けをしたいけど、色々物入りで、貯金を食いつぶす毎日。そこで、前にPorojrが「ダボイで100万貯めた男・Revanの密着取材」についていって儲けて帰ってきた事を思い出し、Porojrについて、ダボイに行く事にした。

ダボイでなにをするのか、というと、まず、サポまたはメインシーフでミスリル貨を盗む。これが1個1000ちょいで売れる。あと、オークのトルーパーの落とす「オークの黄金マスク」これをPorojrが分解する。分解の成功率は一律3分の1らしいので、3個に一回成功する計算になるが、もし成功すれば、「ゴールドインゴット」が出来る。これを繰り返し、全員で得たミスリル貨と金インゴの売却値段をみんなでワリカンする、という物だった。

ヒマじゃないし、けっこうリンクして死んだりするので、そこそこスリルもあって楽しい。「オークの黄金マスク」はトレハンUがあるほがたくさんでる、ということで、チョロはシーフで参戦していた。

この日はGyaban、Aoy、Porojr、Choro、Baphometでダボイに乗り込み、マスクが大量にでて、みんなホクホク。でも、分解成功するかどうか、にかかっているのに、肝心の雷クリがない。ダボイは頻繁に雷の天候になるから、現地で調達しようともくろんでいたのに、なかなか雷にならず、マスクがドンドン貯まっていっていた。

「もし全部成功したら・・・・ヒャホ〜〜イ!」

等と有り得ない想像をしながら、オークをしばきたおしていた。チョロはまだからまれるレベルなので、うかつに歩くと死んでしまう。「かくれる」を初めてありがたい、と思いながら進行していた。

ミスリル貨は、かなりいい確率で盗めるし、マスクもかなり出る。なるほど、こうやってお金を貯めるのか!とウレシくなりながらオークをしばくまくり、黄金マスクを10個もジュノに持ち帰った。

さぁ!分解だ!10個成功したらどうする〜〜〜???と、はしゃいでいたのは、見てるだけ〜〜のAoyとChoroで、分解する本人のPorojrはかなりプレッシャーを感じていた。

誰もいないとこでやろう!と上層の薬局に集合、合成大会が始まった。

1個目・ゴゴゴゴゴゴ・・・パリ〜〜ンヽ(´Д `;)ノ
2個目・ゴゴゴゴゴゴ・・・パリ〜〜ンヽ(´Д `;)ノ
3個目・ゴゴゴゴゴゴ・・・パリ〜〜ンヽ(´Д `;)ノ

・・・・・・・・・・・・・・・・・うへぇ

P「待って待って・・・・・ちょー待って・・・・」

4個目・ゴゴゴゴゴゴ・・・パリ〜〜ンヽ(´Д `;)ノ

P「アカン・・・・・今朝や、今朝の感じを思い出すんや。7回中4回成功したんや!でも、もし次失敗したら、曜日改めさせて・・・」

5個目・ゴゴゴゴゴゴ・・・パリ〜〜ンヽ(´Д `;)ノ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(´・ω・`)

こうして、マスクの儲けは後日に持ち越されることとなった。

みんなで遊べるし、NM狩りの様にヒマでもないし、なかなか楽しいお金儲けだった。これからもヒマがあれば行きたいなぁ、と思った。

今まで一攫千金だけを狙って生きてきたチョロだけど、そうも言ってられない現実を受け入れた日だった。ミスリル貨をPorojrに買い取ってもらって、今日のチョロ・ログアウト・

補足:その後、曜日を変えて分解は3個成功し、みんなに配当金が送金されましたとさ。ちゃんちゃん。




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