第百五話:突撃!ジラートミッション

ジラート発売初日から、ウガレピ寺院で行われるミッションだ、とはわかっていた。

行ったらなんとかなるものではないか、と何度も何度も探索しては、全滅していた。

攻略法がわかってからも、必要アイテム集めに必死だった。

そして、とうとう・・・・・・・・・・・

このミッションを決行する日がやってきたのだ!

このウガレピ寺院で、みんな何回死んだだろう。このエリアが獣人支配じゃなくなるのに、いかほどの時間がかかったことか・・・。一同は、必要アイテムをにぎりしめて、ウガレピ寺院に集まった。

集まったのは、9名だった。うち3名は後から来るとのこと。クリアしていれば手伝いでも入れるだろう、ということで、その日は9名で2回挑む事にしたのだ。まずは、絵画の部屋で怨念洞への扉を開けなくてはいけない。

この扉、開け方が特殊で、なんともパズルなのだけれど、丁度数日前に、今日の決行メンバーの中の一員であるAoy、Bibby、と共に、絵をいじくりまわして、扉を開けた経験があったので、サクっと開けt・・・・・・・・・・・・・・・・・・

開 か な い (´・ω・`)

同じようにやっているのに、なんで開かないんだろう・・・・・・・結局同じことを繰り返して、しばらく時間を置いたら、やっと扉は開いた。一同は、決戦の場所である、怨念洞にたどり着いたのである。

まずは、みんなが持ってきた必要アイテムを、ある場所で、別のアイテムに変えなくてはいけない。そこへまず行こう、ということで、MGS魔法のある人、ない人、それぞれ相手を確認して、目的地とおぼしき場所へ移動する。初めて来る場所だから、どんな敵がいるのかわからない。さぁ、行くか!って・・・・・え・・・・・・・

絵の部屋に一緒にいた、別のアライアンスの人達が、目の前からコウモリとトンベリを引き連れて走ってくる。ぐは・・・からまれちゃったのか・・・一旦撤収〜〜!

ひたすら謝るそのアライアンスの人達に、こっちは全く被害がなかったから気にしないで!、と伝えて、再度突入!目的地へひたすたダッシュ!しかし・・・・

「@」
「すにきれそ〜〜〜!」

と、言われても・・・・・・・・コウ・・・モリが・・・・・・あああぁぁぁああぁぁぁぁ

やはり数名は絡まれる。でもみんなかたまって移動しているので、なんとか倒す事ができ、目的の場所へたどり着いた。

だがしかし・・・・ボボボボボ・・・ボムが・・・・・・

みるからに機嫌の悪そうなボムがウロウロしている。持ってきたアイテムをその場所でトレードするのだけれど、このボムはとても倒せそうに無い・・・。

誰かが言った。

「ボムは視覚だから、後ろを向いてるスキに・・・!」

チョロは内心、冷や汗タラタラだった。そんな恐ろしい行為・・・・・チョロの1ミスでみんなが死んじゃう(´・ω・`) 怖い、怖すぎる・・・・ポロに操作を変わってもらおうか・・・・そんなヘタレな考えも頭をかすめたが、チョロはふんばって、超テンパりながら、トレードを完了させることができた。

一言も喋らず(そんな余裕はナス!)トレードを完了して、安全な場所へ行ったところで、後の3名が今から来る、とのこと。一旦迎えに外へ出て、もう一度、トレード作業を繰り返して、一同は本番の場所へむかった。

目的地は案外近かった。しかも、さっきトレードで変化したアイテムをそこで使うと、ミッションへの扉が開く、というその扉を、さっきの別のアライアンスの人が開けてくれていた。

「先ほどのお礼です!」

あらら・・・・・。いいのかしら?でも、変化させたそのアイテムは別のクエストにも使うらしいので、ありがたく一緒に扉をくぐらせてもらう事にした。

中で編成をする。とりあえず最初に集まっていた6名で1回目、挑む事にした。Tokiwa(暗黒)Porojr(吟遊)Aoy(戦士)Obsidian(狩人)Bibby(赤)Choro(黒)である。今回の居残りはHayato(戦士・サブリガ付)Koara(白)Naru(赤)である。

噂の域を脱していない情報だったけど、中には3匹のトンベリがいるらしい。1匹は絶対寝ないらしい。という事。どうやら職業は黒、召喚、そして謎の寝ないトンベリ、という噂。シーフらしい、という話もあったけど、寝ない、というのは実は忍者で空蝉でスリプルをはじいているのでは?とか色々憶測し、中に入って判断しよう、という事になった。

いざ!!!!入ってみると、あからさまに召喚士なトンベリ(エレメンタルを召喚していた)と全く似合っていない王冠をかぶっているトンベリと、普通のトンベリがいた。まず、その黒とおぼしきトンベリから!!!

エレメンタルも召喚士トンベリも、いい子で寝てくれた。シーフらしき王冠君は本当に寝ない。Aoyが挑発して、殴られ役となっていた。黒トンベリを撃破し、次は王冠君!王冠君は途中で絶対回避を使ったので、まちがいなくシーフである様子。案外アッサリ撃破。そしてラスト、召喚士。エレメンタルが放つガ系魔法が痛いので、寝かせながらアスピルでMPを吸収。なんて便利なんだ・・・。味方、と言っても過言ではないMPタンクである。

そして召喚トンベリのHPもあとわずか。全員が「勝ったな・・・・・余裕〜( ´,_ゝ`)」と思ったその時だった。召喚トンベリの真横に、謎の影がボワン・・・・・と浮き出た、と思ったのが早かったか、死んだのが早かったか、今でもわからない。

ダイアモンド〜〜〜ダ〜〜〜ス〜トゥ〜〜〜〜☆

突然召喚獣のシヴァが現れて、アストラルフロウ・ダイアモンドダストを繰り出し、それにより、後衛死亡。ObsidianとAoyもほどなく死亡し、召喚トンベリのHP残り後数ミリ、というところで、生き残っているのはPorojr(吟遊)とTokiwa(暗黒)のみ、となってしまった。しかもTokiwaのHPはすでに2ケタである。

だがしかし、相手のHPももう残りわずか!お願い、頑張ってぇぇぇぇ!

TokiwaのTPがたまった!WSで仕留めて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

WSを放つその瞬間・・・・・Tokiwaは倒されてしまった・・・・・残るは吟遊詩人Porojr。無理である。BFから出ることができるなら!逃げるんだ!!!

ララバイで寝かせて扉へ走るPorojr。なんとかBFの外に出ることができて、生還。

制限時間を過ぎた時、扉の外に放り出され、1回戦は敗退した。

一度に5名の断末魔が響き渡り、外にいたメンバーは驚いた。

N「ひぃぃぃぃ・・・・」
K「ぎゃぁぁぁぁ」

そして無言でたたずむサブリg・・・いや、Hayato。

その場で蘇生をし、2回目の作戦会議をした。

「っつか、エレメンタル召喚してるのに、さらにシヴァは卑怯じゃないの?!」

「召喚獣呼ぶって噂あったけど、エレがいたからデマだったんだな、って思ってたのに・・・」

「とうか、間違いなく油断したね・・・」

「うん、前線下がってたもんねぇ」

「だって、勝ったと思ったもん!」

口々に今起こった惨劇を叫んで、次回はこの悲劇を参考に、召喚士と戦いはじめたら、後衛は特に注意しよう、ということになった。

2回戦は、Tokiwa、Porojr、Choroが居残りになって、突撃した。待っている間、居残りメンバーは中の様子が気になって仕方なかった。

C「気になるなぁ・・・。どうなってるのかなぁ」
P「出産の待合室みたいやな・・・。お宅、初めて・・?みたいな」
T「そうですね・・・」
C「観戦できたらいいのに!」
T「穴がある、ココから見えないかな・・・」

このBFにはBCはなくて扉からはいるタイプのBFなのである。そしてとの扉に穴があいていて、うっすら向こうが見えるのだ(もちろん中の戦いの様子が見えるわけではない)そこから必死で中を見るTokiwa。

ほどなくして、LS会話で「終わったよ〜〜〜!勝った!」という声が聞こえてきた。歓声の中、(つっても3人だけど)一同は勝利メンバーがここに戻ってくるのを待った。

勝利すると別の場所にでるらしい。しかも結構遠い・・・・・。からまれたりしながら進んでいくうちに、絵画の部屋でHayatoがとうとう力尽きた。(つまり、寝た)Koaraと共にテレポで脱出し、残った4名がこちらに向かってくれていた。そして、3回戦も無事終了し、ミッション完了したときには、企画開始から、なんと6時間が経過していた。

途中、後続メンバーを迎えに行ったり、勝利して出る場所からBFの扉までが遠かったのもあるけど、かなりの時間がかかって、みんな疲れきっていた。それでも、みんな勝利に喜んで、なにかが1歩前進したことを、確実に体感した。新たに受けたミッションも楽しそうで、イベントムービーもとても楽しめるものだった。

怨念洞を脱出して、みんな、その場でログアウトしていったけど、興奮して、目が冴えているTokiwaとChoroは二人でノーグにでかけて、ギルガメッシュ君に、倒した事を報告し、ノーグでログアウトした。

ジラート発売から、長い時間をかけて、攻略していったジラートミッション・ウガレピ編、とりあえず1つめはクリアすることができた。

これからの展開も楽しみで、ワクワクしながら、今日のチョロ・ログアウト。




前へ
戻る
次へ