第九十七話:解禁!新ジョブ!

ジラートへ向けてのバージョンアップが行われた。現行のエリアからの新エリアおよび、新ジョブ、召喚士が実装された。

久々の新展開に湧き上がるヴァナ。昼に起きて散歩から帰ってきていたチョロとポロも早速ログインすることにした。

ヴァナディールは盛り上がっていた。限界クエ3に挑む者。新ジョブ、召喚士を獲得するクエストを探す者。たくさんのShoutが楽しく飛び交い、久々に新鮮なヴァナとなっていた。

チョロとポロはウィンダスへ向かった。ポロは召喚士のクエストがどこで発生するのか、をウィンダスだと睨んで探す事にしていた。チョロは待望の合成スキルキャップ解禁にともない、調理ギルドへ直行し、レシピを聞くのに夢中になっていた。次の段階、「高弟」になるための試験科目は「レーズンブレッド」だった。なんや、自分でバザーしてるがな。バザーから1個渡して、無事チョロ、調理「高弟」に!!

ギルドの品数が激減していることや、ジュノの特産品売りが全員いなくなっていることに、調理の将来への不安をかかえながら、新しい料理を作りたくて奔走していた。でも、今日はポストが使えない!食材は全部倉庫にしまってあるのだ。レシピを、みせられて、でも作れないジレンマにイライラしたチョロは、出来ないものは仕方ないので、ポロと一緒に召喚士クエを探せツアーに行くことにした。

LSメンバーも結構たくさんログインしていて、みんなウィンダスをかけまわって、クエスト発生場所を探していた。

「アプルル聞き込みいきます!」
「あと、コルモルおさえたら、森向かいます」
「天の塔、ガセの模様!」
「アジドマルジドが、今しかないゆうて、どっかいったらしい〜〜」

まだ誰も知らないことを探すのって楽しい物である。そして、探検隊はトライマライ水路がアヤシイ!!!と決め付けた様子で、突撃することとなった。

先に行っていたポロ達は突然襲ってきた大量のタコヤキによって、エスケプ撤退をしていた。Tokiwaが中で死亡しているらしい。後から駆けつけたメンバーと一緒にチョロも水路に向かった。

トライマライ水路は、下に降りれるようになっていた。そしてそこには、60からでもとて、の敵が配置されていた。突然襲ってきたタコヤキは、どこからともなく現れたのかと思っていたら、上に配置されているモンスターで、下にいるのに反応して、全部がリンクして襲ってきていたことが後から判明した。

色々なフレンドから「召喚の情報なにかないですか?」等のTellが入る。「探険してます!」と伝え、お互いの健闘を祈った。

水路には、たくさんの人がいたけど、大きなアラはLBJだけのようだった。限界3に行っている人のほうが多かったようだった。

と、そのとき、横をテケテケ歩いているConronという名のフレンドを発見。誰かと二人で探険している様子だ。ConronはうちのメンバーでもあるNaruの作った身内LSのメンバーである。
つんつんつついて、走り去るとTellが入った。

Co「召喚はここなんかな〜〜〜?」
Ch「わかんないけど、狙いつけて探険いくとこなの!一緒に来る?」
Co「おー是非!」

というわけで、仲間が増えた。Conronは二人組みだった。相手に水路で逆ナンパされたらしい。レベル40台の二人組では、ここを進むのはさぞかし不安だったことだろう。こうしてアラを増やして一行は進んでいった。

なにか怪しいものはないか?この道は怪しい!などと話し、狩人であるObsidianの広域サーチで敵を索敵しながら、進んでいった。途中、怖そうなスライムがいたら、道をかえたり、まさに大冒険だった。

進んでいくと、階段の上でタルタルが死んでいた。急いで起こすと、二人組で探険していて、死んだ様子だった。起こしてから、Porojrが声をかけた。

P「心細くないですか?よかったら一緒にいきませんか?」

相手は、とても喜んでくれて、また仲間が増えた!探険で出会い、さいこ〜〜〜!

新たな仲間を加えて、さぁ進もう!と思ったら、そこに一人でこっちをジーっと見ている黒魔道士がいた。そして声をかけてきた。

「これはなんの集まりですか?」

ポロがニヤリとして答えた。

P「召喚クエはここじゃないか、と探険しているのです。寂しいですか?」

みんなが口々に声をかける。

「一人じゃ寂しいでしょ?」
「一緒に行きませんか?」

すると、その黒魔道士は言った。

「寂しい・・・かも・・・・」

ニヤリ。

「希望だせや、こら〜〜〜〜〜〜〜!!!」

こうして、また新たに仲間が増えて、ほとんどフルアラの状態で水路を進んでいった。
今回のパッチでインビジ、スニークなどの魔法は、大勢では実質使うのが困難な魔法となっていたので、敵は倒して進んでいく。でも、無茶に先走る人も全くいなく、即席なのに、とてもまとまった、素晴らしいアライアンスだった。

そして、進んでいくうちにまた襲ってきた大量のタコヤキを倒していたその時だった。タコヤキが見慣れないアイテムを落としたのだ。それは・・・・

カーバンクルの紅玉

カーバンクル!!!まさに召喚獣の名前ではないか!!!
いよいよ盛り上がってきた一行は、この水路のどこかにアジドマルジドがいるのではないか!(と、チョロは思っていた)と俄然盛り上がって探索を続けていた。

しばらく進んでいたら、メンバーのDxioがフレンドの予想している話を教えてくれた。
ウィンダスには、伝説の召喚士の家、とされている「オバケの家」というのがある。今までは入れなかったその家に、カーバンクルの紅玉を持っていったらどうなるのだろう、と。

全員がその案に賛成した。さっきでたアイテムをロットで取った人がさっそく向かった。ドキドキして報告を待っていると・・・・

「イベント発生〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

やった!見つけたのだ!ということは、ここにいるタコヤキを倒して、その紅玉を取ればいいのね!!でも、その人が言うには、それでクリアではなく、まだ先がある、とのこと。7つの光を集めろ、と言われたらしい。7つの光。クリスタル?闇以外の?などの案がでたが、まだわからないので、その人にウィンダスのNPCに聞き込みをしてもらうということで、こちらはタコヤキ狩りに、乗り出した。

ドロップ、かなり低いアイテムらしい。そしてやっとのことででた2個目を、なんとチョロがゲットした。丁度そのころ、先に調べていた人から報告がはいった。

「みんな聞いて〜〜〜!!テレポでラテに来て見たら、緑の光ってのゲットした!!」
「おおおおおおおおお」

盛り上がる一行。じゃあ、全てのテレポイントに行かなくてはいけないのか。という案がでた。現行の4つ+新しくできるテレポ3つ。でもそれだとジラートまでクリア出来ないことになってしまう。
しかも、デムに飛んでもなにも貰えないらしい。

7つの光、、妄想が始まる。ラテーヌは唯一虹がでるエリア。だからラテーヌでなにかをするんじゃない?という妄想をチョロは言ってみた。でも、どうやって・・・?試行錯誤しているうちに、2個目の光を今度はメアで取ったという。チョロの妄想は間違っていた。

「緑の光とったとき、ラテの天気は?」

とポロが言った。
「覚えてない・・」
「じゃあ、今のメアは?」
「天気なし、晴れ、です」
「取れた色は?」
「オレンジ」
「天気じゃない??」

段々見えてきたクエストの全貌。そして天気、という予想は大当たりだった。7種類の天気のエリアにいけば(テレポでなくても)そこで光が手に入る、ということだったのだ。一番の難関は炎、灼熱の天気である。でも、まっさらな状態から探険を始めて、自分達でクリア方法を見つけた達成感はとても気持ちよかった。

アラが解散したとき、Conronを逆ナンパしてきたUluzさんから「LSに入れて欲しい」と頼まれた。冒険で出会った仲間の誕生!!なんともウレシイ限りだった。新しい仲間がまた一人増えた!

チョロも紅玉を取っていたけど、もう仕事の時間だったので、みんなの健闘を祈りながら仕事へいった。そして帰ってきてからBibbyと一緒に天気めぐりをすることにした。夕方シャクラミで紅玉を取っていたBobuが、すでに召喚士をゲットしていて、バタリアで見せてもらった。メチャクチャかわいい!!!しかも、召喚かっこいい!LBJ初の召喚士、Bobuである。チョロ達も早速テレポであちこち回る事に!途中でQuartzも一緒に砂丘で最後の天気、灼熱を待っていたけれど、回線の調子がイマイチでQuartzは落ちてしまった。

砂丘で待つこと数時間、途中Uluzさんがメリファトで灼熱待ちをしていて、情報を交換したりしながら、かなり苦労して、最後の赤い光を手に入れることができた!

サンドリアに行って、早速サポートに召喚をつけて、ロンフォールの片隅で二人でカーバンクルを呼び出してみた。カワイイ〜〜〜〜〜〜!!!!チョロは忍者がしたいのだけど、召喚士も、いいかも!とちょっとだけ思った。でも、カワイイのはカーバンクルだけなわけで、他は筋肉バカや、えらそうなジジイだ、と聞いているので、やっぱり、カーバンクルだけでいいや、と今は思っている。

チョロとBibbyが天気を待っている間、PorojrはLSメンバーで今度は監獄探険にいっていて、全滅していたけど、とても楽しそうだった。新しく解禁になったエリアはまだまだある。明日からも、探険三昧で過ごせそうで、ワクワクしている。明日はランペールの龍王のエリアに行くか!と意気込んで、今日のチョロ・ログアウト。




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