第九十二話:2チーム合同BCNM

ポロの獣人印章が50個たまった。ついでに友達のNaruっちのも50個たまった、ということで、2チームいっぺんにBCNMに行こうではないか!!というツアーが計画された。その時偶然にもLSにはBCNMにいけるレベル40以上のヒマレンジャー達が集結していて、LBJヒマレンジャー10名+Obsidianのお友達のナイトさん2名を足した12名で、2つのPTを作ろう、といことになった。

ウィンダスの港区、桜の木下に集まった一同。当然だけどそれぞれのチームリーダーは印章が集まっているPorojrとNaruである。アイテムは印章を出す人のもの、と決めているので、他の人はBCNMとの戦いを楽しむわけである。

桜の木の下に集まった12名。そこでリーダーふたりによるドラフト会議が始まった。ナイトさん2名以外で集まったのは・・・

戦士のGyaban、赤/白のMurayoshi、シーフ/獣のKag、戦士のAoy、黒/白のGapuel、白/詩のKoara、モンクのObsidian、白/黒のChoroだった。

ドラフト会議、全員参加希望を出して必死で自分を売り込んだ。

Ko「ララバイ歌えるサポ詩人です!」
C「BC用マクロ完全完備!ヤグドリすぐ飲めます〜!」
Ka「サポ獣です!操れます!!」
O「百列拳使えます!」
Ga「殴られてもしにましぇ〜〜〜〜ん!」
Gy「はよして〜〜〜普通に誘いキターー」

そしてリーダー達のドラフトが始まった。

N「おいら経験ないから、チョロたんこっちきいや」

スネるKoara。喜ぶチョロ。当たり前だけど、二人いるジョブはそれぞれ別のチームに分かれることになる。ドラフト2位になったKoaraは桜の木の中に入り込んでスネていた。

N「ほな、百列もろとこか・・・」
P「よっしゃ、ハゲこっちゃこーい!」
N「スリプルに期待して黒ゲット」
P「ペット2匹ナメんな!カグこっち〜」

こうしてドラフト会議によって、2チームが作られ、Poroチーム⇒吟遊/獣・白/吟・赤/白・戦/ナ・シ/獣・ナ/戦   Naruチーム⇒赤/白・吟遊/獣・黒/白・白/黒・ナ/戦・モ/戦 となった。攻撃的なチームと回復に長けたチームに分かれた感じだった。

そして一同はギデアスに向かい、BCの前に立ち、お互いの武運を祈って、興奮の中BFに突入することになった。

NaruチームBF突入!さぁいくぞ!というときに、となりの画面でポロが顔面蒼白になっている。何事かと思ったら・・・・・・・・・・・・

KoaraがBFに入れて居ない!!!!!!!

なんで??どゆこと?????????

詳細は今でも不明だけど、予想としては、ポロがオーブをトレードし、ポロチームが全員BFに入り終わる前に、Naruチームのオーブのトレードが行われ、Naruチームのメンバーが入ってしまったため、ポロチームはそこで突入が打ち切られてしまったのではないのか、という予想だった。
しかも悪いことに、もう慣れきっていて、余裕だと思っているため、ハイポーション等の薬品系をほとんど持っておらず、魔導士にヤグードドリンクを配給した程度だったのである。

しかし、BFでは時間制限がある。LS会話でテンパっているポロチーム、チョロの真横で普段見た事もないような顔で蒼白になっているポロ。それでも始めなければいけない。

A「とりあえず、頑張ろう!!」

Aoyの号令でハっと我に返り、とりあえず自分のチームのBFに集中することにした。でも、隣の画面が気になって仕方ない。「もうダメだ・・・」と落ち込んでいるポロに「5人で頑張ってみ!!」と声をかけてみた。なんでそんな無茶を言ったのか、というと・・・

最初のナイトのタゲ取り&インビンさえうまくいけば、ギデアスのBCは結構余裕なのだ。実際Naruチームは、余裕過ぎるくらい余裕で、ポロがテンパっている間も白であるチョロはぶっちゃけあんまり何もしていなかった。たしかにこっちのチームは回復に長けていた、というのもあるけれど、入れなかったKoaraのポジションにいるチョロがこれだけヒマなのだから、いけないことはない!とチョロは思ったのである。

そしてポロは決心して、5人でBFに挑む事にした。メイン回復は赤/白ヒュムであるMurayoshiさんである。いきなりの大役にプレッシャーもあっただろう、と思うのに、横で見ていても、信じられないような光景が展開されていた。

インビンからはじまり、ララバイで寝かすPorojr。
なるべく距離を稼ぐため、マンドラ達を遠くに引き連れていく。
ララバイをレジったマンドラ達によって真っ赤に染まるPorojrのHP。
メイン戦闘の場所から駆け寄ってきて、1匹に挑発をしてまた駆け戻っていくGyaban。
同じくメイン戦闘から走ってきて1匹にあやつる、盗むなどのアビを全開にして、タゲを取ったらそのままガルカであるGyabanになすりつけにいくタルシーフKag。
余分な回復はせず、信じられないやりくりで、MPを温存するMurayoshi。
24しかないMPを最大限に利用するGyaban。
インビンが切れてからもアビの使用間隔ごとに確実に挑発を繰り返すナイト。

詩人が死んだらその場で終わりのBCNM。全員が詩人からタゲをはがす事に集中し、一時は1ケタにまでなったPorojrのHPも気がつくと安定し、そしてなんと、5人でBCNMに打ちかってしまったのだ!!!

こんな戦闘はHNMでも味わっていない、とGyabanは言った。横で見ていて本当にハラハラしたし、本当に勝ててすごい!と思った。Naruチームは余裕すぎるほど余裕で勝利していたので、2組は勝ったら出る方のBFの 外でお互いの勝利を称え合った。こんな充実感はめったに味わえない、とPorojrチームのメンバーは口を揃えて言っていた。

可哀相なのは、ずっと外で気をもんで、GMと語り合っていたKoaraである。中の死闘の様声だけで聞きながら、GMからのくだらない言い訳を聞いていたのである。とうわけで、この日のMVPはKoaraだ、ということに決定した。

とんだトラブル発生だった2チーム合同BCNMだったけど、とっても楽しく思い出深いものとなった。 結果オーライな結末に大満足で今日のチョロ・ログアウト。

テンパりすぎて、SSが1枚しかないのが・・・残念。
だれかあの死闘を撮った人、送ってちょ・・(´・ω・`)




前へ
戻る
次へ