第三十九話:再会

サンドリアに帰って、西門から入ったら、見たことのあるオダンゴヘアーのタルタルが店を覗いていた。Kagである。ひさしぶり〜〜と再会を喜んでいたら、チョロがまだロンフォールでレベル上げをしていた頃の友人、Raiyuにまで再会してしまった。全員タルタルである。

サンドリアには「PTの心得」というクエストがあって、同じ種族6人PTで塔に行く、というだけのクエストがある。タルタル6人、なかなか集まらないので、今まで出来ずに居たのだけど、これを機会に、と募集をかけた。

KagとRaiyuも手伝ってくれて、タルタル6人PTを結成していたら、そこへ、チョロが初めてもらったLSパール、「Gold Rush」のサブリーダーである、Arlimanさんが立っていた。彼にパールを貰った時、「チョロもいつか作ろうと思ってお金ためてるんです!出来たら貰って下さいね!」と言っていた事を覚えていてくれて、パールを貰ってくれる事になった。喜んでパールを渡して、ちょっとおしゃべりをしていたら、あれよあれよと言う間にタルタルが6人集まってしまった。

慌しくArlimanさんに別れを告げて、早速塔に向かった。塔といっても町の中にあるもので、敵と戦うわけでもなく、すぐにそのクエストは終った。でも、久しぶりに会えたKagとRaiyuと一緒にクエストが出来て、とってもうれしかった。

この出来事の数時間前、LS会話でウィンダス人のRicheが、ミッションである、ドラゴン退治に一人で挑もうとしている会話が飛び込んできていた。ソロで倒すにはレベル50くらいではないのか、というみんなの忠告も空しく、ノリと勢いの亡者、Richeは、ソロでサンドリアのドラゴンに挑んで、パンチ6発で昇天した、と言っていた。

今、その、Richeに、サンドリアで偶然バッタリ出会ったのだ。当然彼女は懲りていた。もうソロではいかない様子。チョロはサンドリア人だけど、もうそのミッションをクリアしていたので、手伝う事にした。シャウトでドラゴン退治の募集をかけると、またまた、チョロのロンフォール時代の友人である、KircheisさんからTellがきた。「おひさしぶり〜。僕でよかったら手伝いますよ〜」おお〜〜〜!持つべきものは古きよき友!とっくにドラゴン退治など終っているのに手伝ってくれる事になった。その後、またバッタリ会ったArlimanさん、中断から戻ってきたJokerも入って、ドラゴンを倒すには強すぎるんでは?というメンバーで挑む事になった。

早速ドラゴンが居るユグホトに向かった。ユグホトはゲルスバの奥にあり、全てがオークの巣、という設定のエリアである。昔なら全身緊張しながら歩いたエリアだけど、みんなえらくなったものである。戦闘BGMも満足に聞けないくらいアッサリ勝てるようになっていた。

みんな、この場所には恐ろしい思い出がたっぷりなので、必要以上にオークを虐殺しながら、一行は進んで行った。全く危なげなく目的地まで着くと、なんとそこで、Aranがレベルあげをソロでしていた。丁度いいわ、とばかりに、アランも一緒にドラゴンを倒す事になった。

サンドリア人は入れるのか?と心配していたバトルフィールドにも無事入れて、ドラゴンは悲しいくらいあっさり倒す事が出来た。手ごたえさえなかった一行は、そこに湧いていた温泉にしばらくつかってから、サンドリアに帰った。帰り道でも当然、必要以上にオークを大量虐殺して帰った。見た感じ、完全にこちらが悪者の雰囲気だった。

昔の懐かしい友達にたくさん再会し、その全員と短いながらもPTを組む事が出来、新しいLSのメンバーも入ってくれて、かなりゴキゲンで今日のチョロ、ログアウト。




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